佐神 side
勢いで連れてきてしまったのはいいものの…
なんか、キョドってて超可愛いんだけど⸝⸝
佐神
「どうしたんだよ。もっとリラックスしろ?笑」
あなたの下の名前
『なんか、、私だけいいのでしょうか…?』
佐神
「何が?」
あなたの下の名前
『佐神さんや皆さんはアイドルなのに…』
『8LOOMYに殺されませんかね?笑』
佐神
「ファンネーム知ってんの?笑」
あなたの下の名前
『あ、えっと、、友達が佐神さん推しでッッ!』
佐神
「マジか…笑」
「その友達、超ラッキーじゃん。」
あなたの下の名前
『そ、そうですよね〜笑』
もしかして、あなたの名字さんも8LOOMYじゃね?
なーんか怪しい…笑
佐神
「単刀直入に聞くけど、8LOOMYじゃないんだ?」
あなたの下の名前
『ゴホッゴホッゴホッ…はぁはぁ…』
『死ぬかと思った…』
お茶を吹きました…笑
あなたの下の名前
『すみませんッッ!』
佐神
「全然いいけど(笑)」
「で?正直なところどうなの?」
あなたの下の名前
『あの、、嫌われませんか?』
『私が8LOOMYだって知ったら…』
その質問ってほぼ自分が8LOOMYです。
って言ってるようなもんじゃねーか(笑)
佐神
「逆になんで嫌うわけ?」
「俺、あなたの名字さんのこと結構信用してるし…」
あなたの下の名前
『あ、え、はい!⸝⸝⸝』
『じ、実は8LOOMYです…』
佐神
「やっぱり。」
「結構バレてる。笑」
あなたの下の名前
『えぇ!?恥ずかしッッ!⸝⸝⸝』
佐神
「ちなみに?誰推し?」
あなたの下の名前
『1番は成瀬くんです…すみません…』
佐神
「そうか。いいんじゃね?なる。」
ちょっとショックだけど、俺が奪えばいっか。
佐神
「そろそろ帰るか。」
「日を跨ぎそうだし。」
「未成年だし?笑」
あなたの下の名前
『はい!ありがとうございました!』
『あの、あのことは秘密でッッ!』
佐神
「できたら、な?」
あなたの下の名前
『絶対言うやつー!!』
俺は出て行こうとするあなたの名字さんに囁くように言った。
佐神
「なるより、俺に夢中にさせてやるよ。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。