第32話

2−19【戦は7年後】おしおき編
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2025/12/09 11:44 更新
モノネコ
さぁて、投票の結果が出揃いましたぁ!
【イヴァン・ブラギンスキ】11票
【ナターリヤ・アルロフスカヤ】1票
【本田菊】1票
モノネコ
アンタ達…大大大大大正解ですよぉ!
モノネコ
ギルベルト・バイルシュミットくんを殺したのはイヴァン・ブラギンスキくんなのです!
モノネコ
にしても、、ここまで議論を先導できるなんてすごいよねぇ



モノネコは視線を菊に向けるが、菊は何も答えることなく目を逸らす


エリザベータ・ヘーデルヴァーリ
でも、一体どうしてこんなことを…
イヴァン・ブラギンスキ
〝ここから出たかった〟それ以外の理由があるの?
イヴァンはいつもの如く喋りだすが、1つ2つ声のトーンは下がっていた


イヴァン・ブラギンスキ
実を言うと、僕に配布された動機ってフェリシアーノ君と同じなんだよね
フェリシアーノ・ヴァルガス
え…!?
イヴァン・ブラギンスキ
僕に見せられたのは『姉さんが助けを求める映像』だったんだ


その言葉が出て、一瞬にして場がざわめいた
ナターリヤ・アルロフスカヤ
それを伝えられた私は…姉さんと兄さんを助けるために犯行を企てたんだ!
ナターリヤ・アルロフスカヤ
なのに、、お前達は…!



ナターリヤは皆を睨みつける




ローデリヒ・エーデルシュタイン
ですが、ギルベルトを殺す必要はありません
フェリシアーノ・ヴァルガス
そうだよ!僕達に相談してくれれば…!
ナターリヤ・アルロフスカヤ
じゃあ、お前は相談できたのか?
フェリシアーノ・ヴァルガス
…え

突然の問いに、フェリシアーノは固まる

ナターリヤ・アルロフスカヤ
お前も兄を亡くし気を病んでいた
そして、相談など誰にもしなかった
ナターリヤ・アルロフスカヤ
もし私達が犯行に及ばなかったとしても、お前がクロになるだけだっただろう
ナターリヤ・アルロフスカヤ
そんなお前が私達に説教?笑わせるな







そんなとき、ルートが口を開く
ルートヴィッヒ
じゃあ、一つだけ教えてくれ





ルートヴィッヒ
何故、兄貴は殺されねばならなかったのだ…?



ナターリヤ・アルロフスカヤ
そんなの____
イヴァン・ブラギンスキ
ただの偶然だよ





イヴァン・ブラギンスキ
もしフェリシアーノ君だけで行ってたら彼を殺すつもりだったし
イヴァン・ブラギンスキ
別の人がついていくなら、その人を殺しただろうね
イヴァンはにっこりと笑って言う
イヴァン・ブラギンスキ
誰でも良かったんだ、外に出れればそれでね



ルートヴィッヒ
…そうか







モノネコ
えーっと、そろそろ話は終わったよねぇ?
ナターリヤ・アルロフスカヤ
…!
モノネコ
それではちゃっちゃと始めましょうか!
ナターリヤ・アルロフスカヤ
ま、待ってくれ!
モノネコ
今回はイヴァンくんにピッタリのおしおきを用意しましたぁ
ナターリヤ・アルロフスカヤ
やめろ、止めてくれ!
モノネコ
それでは皆様お待ちかねの_____
ナターリヤ・アルロフスカヤ
やめろおおおおおおおおおおお!!












モノネコ
____おしおきターイム!










GAME OVER


《イヴァンくんがクロに決まりました》






《―――おしおきをかいしします》
























《孤独のホワイトアウト》












見渡す限りの銀世界



雪が降り積もる極寒を、イヴァンは一人歩き続ける








一人孤独で
















体力は限界に近づき、歩む速度も遅くなる










そして、とうとう地面に倒れ込む




薄れゆく意識の中イヴァンは考える











孤独のまま凍死…




イヴァン・ブラギンスキ
確かに、僕にぴったりだね











そう力なく微笑むと、ゆっくりと目を閉じる




















________事ができればよかったのだが…














どこからか、音が聞こえる





その音はどんどんと近づき、勢いも増しているようだ










どこか聞き覚えのある音





イヴァンは音のする方へと視線を向ける











そして後悔した、見るべきではなかったと











音の主は〝戦車〟



戦車上部にはモノネコの姿も見える







拙い、このまま来られたら確実に









イヴァンは最後の力を振り絞り、必死に前へ進む















しかし、戦車は刻々と近づいてくる








やめてくれ、お願いだ










イヴァン・ブラギンスキ
ぁぁぁああああああ…!!!





















ロシア
Прекратите, пожалуйста. Помогите мне кто-нибудь...!










だが、誰にも伝わることなくイヴァンは戦車の下敷きになる




















それを覆い隠すように吹雪は一層強くなり、そしてビデオは途切れた










モノネコ
うふふっ、今まで見た中で一番絶望的な顔を見れたよぉ!
モノネコ
でもぉ、ちょっと物足りなかったかなぁ
ナターリヤ・アルロフスカヤ
貴様…ッッ!
ナターリヤはモノネコに掴みかかろうとする




それを慌てて止める一同








モノネコ
じゃあ、ワタシは此処で失礼しよぉっと
ナターリヤ・アルロフスカヤ
待て!お前だけは…!絶対、!



しかしモノネコは、ナターリヤのことを気にすることなく消えてしまった








すると、ナターリヤは膝から崩れ落ちる
ナターリヤ・アルロフスカヤ
私は…一体何のために…ぁぁああああ、、










 本田菊
ナターリヤさん、イヴァンさんのことは分かりますが先ずは…
その時、乾いた音が一つ響いた





ナターリヤが菊の頬を平手打ちしたのだ










あまりの勢いに、菊は蹌踉めき頬を抑える





ナターリヤ・アルロフスカヤ
何が〝分かる〟だ、お前に兄さんの何がわかる!そもそもお前のせいなんだぞ!









ナターリヤ・アルロフスカヤ
お前のせいで、兄さんは死んだんだ!
ナターリヤ・アルロフスカヤ
お前が犯人を突き止めなければ、兄さんは…!
声を荒げるナターリヤをルートが抑え、菊の周りには皆が集まる
ナターリヤ・アルロフスカヤ
私は、お前ら全員を許さない!私が兄さんを失った悲しみを、怒りを!










ナターリヤ・アルロフスカヤ
全員に、味わわせてやる!












ナターリヤはそれからも、大声で言い続けた


全員を呪うように言葉を吐き捨てながら














…このときは思いもしなかった




これからの彼女の行動により、仲間を大勢失うことになろうとは











To Be Continue…
次は二章まとめ会です
それじゃあ、レッツラゴー

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