教えられた部屋へ向かう。
緊張のあまり戸を一気に開けてしまう。
すると総悟くんはちょうど着替えているところだった。
上のシャツのボタンを外しながら振り向いている。
私服に着替えるのかな。
いやじゃなくて!!
私は茹でダコみたいに顔を真っ赤にして戸を閉めた。
戸が開いたと思ったら
着替え途中の総悟くんがそこに居た。
どうしても腹筋に目がいってしまう。
きれい……
いや、いやいやいやいや!!
総悟くんに腕を引っ張られて部屋に連れ込まれる。
なんか………やめてよ(?)
私は真っ赤になりながら手紙を渡す。
総悟くんが受け取った時に少し指が触れた。
………この手洗わない…♡
真顔で手紙をもくもくと読み進める総悟くん。
なんか喋って欲しいけど…
そのお顔もきれいですごく美しい♡
読み終わったのか、総悟くんは私をじっと見つめてくる。
やばい照れそう…
急に近づいて来て
顔がぶつかりそうな距離まで一気に詰めて来た。
とてつもなく今、顔真っ赤な気がする。
障子から少し夕陽が差し込んできて。
総悟くんの顔が赤く見える。
さっきって、土方さんに教えてもらってた時だよね?
何で知ってるんだろう。
というか、別に仲良くはしてな………
赤ちゃんみたいに持ち上げられ、部屋の外に出される。
部屋から出たのに、
総悟くんの頬はまだ赤かった。
続












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!