第9話

🐉🧢④
1,439
2026/01/25 15:22 更新
🐉
せ、先輩っ…!!

俺が追いつこうと走っても
スピードをより早められてなかなか追いつけない。
🐉
先輩!!!
シュント
っ…!

何とか追いついて
俺より小さいその体を後ろから勢いよく抱き締める。


俺の腕の中でも


「離せっ…」


弱い声でそう言いながら抵抗する先輩を
腕に力を入れたまま逃がすまいとじっと待つ。


そしてしばらくすると、先輩も抵抗をしなくなった。


俯いた先輩がどんな顔をしているのかは見えなかったけど
きっと泣いているということは分かった。
🐉
…先輩、なんで泣いて、
シュント
もう俺には愛想尽きたんだろっ…
🐉
へ…?

弱く悔しそうな声で放たれたその言葉に言葉を失っている俺を置いて
先輩は勢いよく言葉を続けた。
シュント
いつも素っ気ない俺なんかよりジュノンの方が一緒に居て楽しいだろうな、
シュント
ジュノンみたいな完璧な奴に比べたら俺なんか愛想悪くて性格悪くて最悪な先輩だろうなっ、!
シュント
…だからってあんな見せつけるようにキスするかよっ、俺に気付いてたくせに、
シュント
ずりーんだよ。俺が感情表現苦手って知ってて奪ってくなんて、卑怯だろ…
シュント
お前もそんなすぐ乗り換えてっ…
🐉
先輩。


これって、もう勘違いじゃない。


絶対、先輩は俺と同じ気持ちでいてくれてる。


ねぇ先輩…俺は先輩しか見てないよ。
🐉
俺、先輩だけです。
シュント
…もういいって、


本当はちゃんと付き合ってからが良かったけど
その口を塞ぐために、キスをした。
シュント
はっ…?


目を大きく開きながら片手で口元を隠した先輩。


そしてそのまま俺を突き飛ばした先輩に
全てを説明する。


全部作戦だったんだと。
ジュノン先輩は相談相手だと。
あれはキスではないと。


そして、

🐉
ねぇ…ずっと好きでした。
シュント
っ…。
🐉
…先輩は、?

その問いには答えてくれなかった。


…でも、
先輩の真っ赤な顔と揺れ動くその瞳が
十分な答えだった。
🐉
これからは、両想いでいいですか…?
🐉
俺もっと、好きって言っていいですか?
🐉
もっと色んなこと、先輩としたい…


そう言いながら先輩の真っ赤な耳に手を伸ばす。


その手が触れた時、
体をビクッと揺らす先輩が愛おしくて堪らない。
🐉
…ねぇ、いいの、?
シュント
…ん…


先輩の

「ん。」

大好きな返事だ。

🐉
大好きです、先輩…


先輩に優しく口付けをする。


…こんなに可愛く愛おしい先輩は初めてだった。




























































長らくお待たせしてすみません!!!!🙇‍♀️💦

そして長かった🐉🧢もついに完結しました!
待っててくださった皆様本当にありがとうございます🥹


BLなんて書きたいのいっぱいあるので
またいっぱい更新頑張ります…!


リクエストも常時お待ちしております🙆‍♀️💗

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