退場しながら隣に並んできた呂戊太と駄弁る 。
力こぶをつくってキメる呂戊太に対して1番最初に思うことはこれだ 。
呂戊太は強いどころか 、貧弱なイメージしかない 。むしろ昔は私に守られていた気が .......
そう一言でやめた私に呂戊太はまだ何か言いたげだったが 、クラスが分かれるため何も言われなかった 。
リア充イベント ........ ( 控えめに言ってしね )
あー 、やばい 。
いつもの兄さんの雑なイジりにすら一々イライラしてしまう 。暑さのせいか ?
どっかサボりいこうかな ....
と 、そこである人物が思い当たった 。
騒々しいグラウンドから抜け 、運営が集まる本部の裏の入口から校舎へ入る 。
必死に生徒会にバレませんようにと祈りながら 。
無事バレず保健室までやって来ることができた 。
そう 、最近のマイブームは水センと雑談をすることだった 。
普段から保健室に通うことが多いため 、水センとの会話は自然と増える 。そんな中お互い気を遣う必要もないことに気づき 、今では何気なく話せる仲となった 。
そんな感じで駄弁るだけ 。
これが楽しいんだなあ 。私喋るの嫌いじゃないし 。むしろ好き 。
水センは自分からも喋るけど 、聞き上手なため「 あれ 、自分喋りすぎ ... ? 」となることがない 。
本当にしゃべり相手にもってこいの人物なのだ 。
軽くディベートをしていると 、ふと外のアナウンスが耳に入った 。
気づけばだいぶ話し込んでいたようで 、どうやら今は借り物競争の最中らしい 。
縁 ... って 、あの1年の高身長メガネか 。
続けて流れるアナウンスにふと窓外に目線をやる 。
ばちっと 、遠くにいる誰かと目が合った気がした 。
夢だと信じたい 。








![[参加型?]空の上で最後の遺言を、](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/fLidrLhRSUUik4ZkTr7M83BhU0V2/cover/01KCTXMWS5RZ2WT40YN9XJ0C3Y_resized_240x340.jpg)


編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。