第19話

18.
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2024/05/09 10:00



桃瀬蘭
あなたの下の名前〜
あなた
んー?
桃瀬蘭
あなたの下の名前は復縁したくないの?
あなた
………
復縁したいし、一歩前に出ないと何も変わらない…
でも、虐められるのも怖いし、
それで先輩に迷惑をかけるのも怖い…
桃瀬蘭
…まだ怖い?
あなた
それもそうだけど……
お兄ちゃんに迷惑をかけそうで怖い
桃瀬蘭
そんなの…
あなた
だから、自分勝手で申し訳ないけど……
付き合うのは……まだ先がいいな…
桃瀬蘭
……そっか
あなた
ごめんね…
桃瀬蘭
謝らないで?
あなた
ん……
変な空気にしちゃった…
あなた
ゎ、私…勉強してくる
桃瀬蘭
……待って、グイッ
いきなり先輩に腕を引っ張られ、
そのまま先輩からバックハグをされる。
あなた
お兄ちゃん?////
桃瀬蘭
…今日、まだちゅーしてない…………
先輩は頬を少し膨らませ、ムッとしながら私を見つめる。
私が照れながらも「いいよ」と、言うと、
先輩はニコッとしながら私の肩を優しく掴む。





ちゅっ…

と、キスした後、先輩は私を見つめる。
あなた
?どうしたの//
先輩はもう少しだけ隣に居てと言う。
あなた
……分かった



私が隣に座ってから数分もしないうちに
先輩が首をカクカクし、眠そうにする。



そして、ばたっ…と、私の太ももに寝転がる。
あなた
お兄ちゃん?//
桃瀬蘭
すぅすぅ
私は寝落ちた先輩の頭を撫でる。











数分かすると、先輩が起きる。
桃瀬蘭
んん…、
あなた
起きた?
桃瀬蘭
んー…あれ、あなたの下の名前のお膝借りちゃってた?w
あなた
うん、//
桃瀬蘭
照れてて可愛i…
急に無言になった先輩の顔が赤くなる。
あなた
……どうしたの?
桃瀬蘭
…いや、……前にも膝枕してもらったけど//
下から見たら……綺麗だよね…////
あなた
………何が…
桃瀬蘭
何でそんなゴミを見るような目で見るの
あなた
いや、考えているものがアレなら見るよ
桃瀬蘭
……まあ、うん…//大きいなって…
あなた
…私の膝から降りろ
先輩は変態だった。
私は足を動かし、先輩を無理やり降ろす。
桃瀬蘭
あなたの下の名前からいじめられたぁ〜
あなた
いじめたの前に、セクハラされたって言っていい?
桃瀬蘭
それはダメ
あなた
……いつかヤバいことされそう…
桃瀬蘭
そんなに信用されてないの?
あなた
温泉での件は一生許さないからね
桃瀬蘭
その節はすみませんでした//
そんな事を話していると、
「ただいま」と、お母さんとお父さんが帰ってきた。
あなた
おかえり。今日は早いね
お母さん
えぇ、仕事が早く終わってね
桃瀬蘭
……
お母さんとお父さんの前では
私に甘えてこないのはここだけの話。
お母さん
らんくん
桃瀬蘭
あ、はい
お母さん
ごめんね、今度お父さんと出張に行くのよ
桃瀬蘭
あー、わかりました!
お母さん
またあなたの下の名前と二人っきりだけどよろしくね
桃瀬蘭
はいw





あなた
お母さんと何か話してたの?
私の部屋に来た先輩に尋ねる。
桃瀬蘭
うん。お母さんとお父さんほ今度出張に行くらしいよ
あなた
あーね
桃瀬蘭
二人っきりだよ
先輩は私の顔を見て嬉しそうにニコッとしながら
私の近くに座る。
その無邪気な顔の先輩がとても可愛く見えた。




♡…50
作者٩( ᐛ )و
またね٩( ᐛ )و

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