チビぬいを胸に抱えたまま、私はしばらく動けなかった。
取れたことよりも、さっきまで耳元で聞こえていた声の余韻が、まだ残っていて。
大森先輩は、何事もなかったみたいに少しだけ笑う。
それがまた、ずるい。
声が裏返りそうで、慌ててぬいぐるみに視線を落とす。
くすっと笑われて、さらに顔が熱くなる。
絶対にしてるのに。
心臓の音、聞こえてないよね……。
周りを見渡しているとカラフルな看板が目に入った。
無意識に視線が止まってしまっていたみたいで、
慌てて首を振ったのに、
って、ちょっと笑われる。
そう言われて、なんだか安心してしまう
遅くなりました💦
皆様あけましておめでとうございます🎍
今年もどうぞよろしくお願いいたします🙇♀️














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!