俺には、
国宝級にかっこよくて
ちょっと抜けてるところもあるけど
いつも笑顔で守ってくれるような
そんな恋人が居んねん。
そんなん聞いたら
誰もが羨ましがるんよ。
『君の恋人良いね〜』
とか、
『私もそういう人と巡り合いたい!』
とか。
そんな事言わんといて……
…俺には最近その恋人に不満があるんよ。
仕事で忙しいってのも
疲れて帰ってきてすぐに寝ちゃうことも
全部知っとるつもり…やけど…
最近は全然構って貰ってない…
それが不満やねん。
我儘だってことはわかっとるよ?
でも…折角恋人なったんやから…
構ってほしいやん!
いっぱいちゅーして、ハグして、一緒に寝る!
こんな生活送りたいわ!
もぉ… “ めめ ” …
俺、どうしたらええんかな?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。