そこには……沈黙しか流れていなかった。
そろそろ気まずくなってきたのか、苗木誠が口を開いた。
コイツは……分からない。
【超高校級の???】
こうとしか言えないな。
あそこの苗木誠もそうだが、詳細が分からない生徒が何人かいると聞いた。
あいつもその1人だろう。
それにしても、随分寡黙だな。
必要なこと以外は聞けなそうだな。
苗木誠、メンタルが強すぎないか...
"鉄仮面"……あまり使う言葉では無いかもしれないが、その言葉が一番しっくりくる。
そのくらい、ソイツは読めなかった。
【超高校級のギャル】
……ギャルについてはよく分からないな。
まぁ、ネットの情報を抜粋すると……
全国の女子高生の間でカリスマ的存在。
いろいろな雑誌にも載っているらしい。
………いや...ちらっと見たが、雑誌の写真と顔が違う。
アイツは...誰なんだろうな。
あまり突っ込まない方がいいかもな……
...と、苗木誠は俺と同じような考えに至ったらしい。
加工とやらで、あんなに人の顔は変わるのだろうか...
やはり技術とは難しいな...
苗木誠は、その話を聞いて、
某ネズミの中身を知ったような...サンタの正体を見たような...夢を壊された顔をした。
【超高校級の暴走族】
日本最大最凶と称される暴走族の2代目総長。
日本のヤンキーのトップと言っても過言ではないかもな。
全国のヤンキー共から尊敬と畏怖を集める人物...
苗木誠はビクビクしながら、敬語で挨拶をした。
超高校級の暴走族……なんて肩書きだと、下手なことは言えなくなるだろう。















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!