班決めの帰り。いるまたち4人はいつものように帰っていた。
いるまは雑談をしながら、ふと今日の班決めの事を思い出し今のうちに提案しようと口を開く。
いるまの言葉を聞いて、らんが顔を輝かせながら「うん!」と頷いたが、その直後にこさめがらんに耳打ちをした。
こさめの言葉を聞いたらんの表情が、みるみる暗くなっていく。
いるまと暇夏は嫌な予感がしながら、「どうした?」とできる限り明るく言った。
だが2人はなぜらんが青い顔をしているのかある程度見当がついた。
やっぱり、と思いながら暇夏が口を開く。
その言葉に、何か言おうとしたらんを遮ってこさめがいう。
珍しくしょんぼりとしているこさめを見て、いるまと暇夏はそれ以上聞くことができなかった。
この暗い空気を見るに見かねたのか、こさめが口を開く。
こさめの提案に、3人は途端にぱぁっと顔を綻ばせながら頷いた。
いるまの言葉に、暇夏は拗ねながらいるまを睨んだ。そんな暇夏を見ているまが窘めるようにごめんごめん、と顔の前で手を合わせると、「…今度奢りな、」と頬を膨らませながら言った。
その様子を見てこさめがすこしもやっとしながら「じゃあなつ君は行きたいところある?」と明るく尋ねると、暇夏は笑顔でこう言った。
それを聞いて優柔不断ならんはうわー、と悩みながら喋り出す。
至って真面目な表情でいうらんにいるまは吹き出しながら言った。
その言葉にらんは、「次もあるってこと…!?」と顔を輝かせるが、その言葉をきいているまは「…じゃあもうなしで//」と恥ずかしくなって言う。
ひどい!なんてらんが言うのを聞きながら暇夏が口を開いた。
暇夏の正確な提案に、3人は頷きながら日付けを提案していった。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。