4人で話しているうちに盛り上がってきた頃。二つに分かれてる道で、ちょうどらんいる、なつこさで帰り道が分かれていた。
そう言いながらニコッと笑い、2人に手を振る暇夏。たいしてこさめは緊張しているのか少し硬い表情で手を振っていた。
ぎこちなさそうなこさめを不安そうに見守る2人。だが、2人も家に帰らなくてはなので、ゆっくりと曲がり道を行く。
口ではそう言ったいるまだが、心の中では当たり前だ、俺がらんを離すわけがないと考えていた。
むしろ友達にベタベタするやつの方が珍しいだろ、と言うとらんは拗ねたように頬をぷくっと膨らませて「ひどーい!」などと騒いでいる。
らんの反応がツボに入ったのか大きな声で笑い出すいるまに、「笑うな!」と余計に拗ねるらん。
そんならんを見ているまが不安に思ったのか、少しだけいつもより素直に気持ちを伝えた。
その言葉を聞いたらんは感極まっているまに抱きつく。
結局いつも通りに戻った2人だった。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。