第38話

三角関係の工程式を解いてみよう_11
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2022/06/26 10:32 更新
鈴那ちゃんが作ったお好み焼きを食べて、それから私はビールを5本空けた。




私は元々お酒が強いのでなんてことなかったが、鈴那ちゃんは梅酒を一杯飲むだけで顔が真っ赤になり、合計3杯飲む頃には意識が朦朧としていた。



(なまえ)
あなた
「鈴那ちゃん、大丈夫?これ、水飲んで」
鈴那
鈴那
「…す、すみません…」
(なまえ)
あなた
「いいのいいの、私が飲ませすぎちゃったね。後片付けは私がするから休んでて」
鈴那
鈴那
「ありがとうございます…」
テレビの前にある大きなソファに鈴那ちゃんを横にさせて、私は後片付けをした。




自炊は無理でも、後片付けは人並みにできるので私は使った皿や箸を洗っていく。




ピンポーン






ふと家のインターホンが鳴り、私はギクリとする。



鈴那ちゃんがソファから立とうとしたので、私は急いでそれを制御した。



(なまえ)
あなた
「鈴那ちゃんは横になってて!私が出るから!」
濡れた手をタオルで拭き、玄関に向かい、鍵を開ける。
蘭
「鈴那~♡って…なんで委員長がここに居んの?」
先程まで猫撫で声で鈴那ちゃんの名前を呼んでいた蘭君が、一瞬にして阿修羅のような顔になった。
(なまえ)
あなた
「いちゃ悪い?」
蘭
「悪い。今すぐ出てけ」
(なまえ)
あなた
「言われなくとも…ってか、その前に鈴那ちゃんのことお願いしたいんだけど」
蘭
「鈴那がどうかしたか?お前、まさか鈴那に何かしたのか?」
(なまえ)
あなた
「人聞きの悪い。何もしてないよ」
蘭
「どうだか」



蘭君は玄関の鍵を閉めて、靴を脱ぎ、それからリビングに向かった。



(なまえ)
あなた
「ちょっと蘭君。話聞いてよ」
蘭
「聞くより見た方が早い」



蘭君がリビングの扉を開けると、鈴那ちゃんはソファの上で目を閉じていた。


蘭
「薬でも盛ったか?」
(なまえ)
あなた
「なんでそうなるの…違う、今日鈴那ちゃんとたまたまスーパーで会って…それから、お好み焼きをご馳走になって…飲んでて…ごめん、鈴那ちゃんこんなにお酒弱いって知らなくて…」
蘭
「何杯飲んだ?」
(なまえ)
あなた
「ビールを5杯」
蘭
「お前じゃねぇーよ。鈴那が何杯飲んだかって聞いてんの」
(なまえ)
あなた
「…ごめん。鈴那ちゃんは梅酒を3杯ぐらいかな」
蘭
「はぁ…じゃあ、まだ大丈夫だな…こいつ、3杯以上飲むと吐くから」
(なまえ)
あなた
「えっそんなに弱いの?」
蘭
「弱ぇーよ…お前みたいな女と違うんだよ、鈴那は…ったく、鈴那~起きろ~蘭ちゃんが帰ってきたぞ~」



蘭君が鈴那ちゃんの赤い頬をつねったけれど、鈴那ちゃんはぐっすり寝ている。



蘭
「ったく、仕方ねぇーなぁ」
言葉とは裏腹に蘭君は、鈴那ちゃんのことを意図も簡単にお姫様抱っこをした。




私は特に手伝えることがなかったけれど、それでも鈴那ちゃんが心配だったので蘭君の後ろをついていった。




蘭君はある部屋の前で止まると、私に向かった「開けろ」といったので、私は蘭君の命令に従うのは嫌だったけれど、ドアを開けた。




部屋のど真ん中にキングサイズの大きなベットがおいてあった。




(なまえ)
あなた
「なに、このでっかいベット」
蘭君はそのベットに近づいて、鈴那ちゃんをベット上にやさしく置いた。
蘭
「竜胆から聞いてねぇーの?ここで、毎晩鈴那のこと抱いてんの♡キングサイズじゃないと、3人一緒に気持ちよくなれなくてな♡」
蘭君が明らかに嘘を言っているのは分かっていた。




蘭君も竜胆君も鈴那ちゃんと一緒に寝ているけれど、鈴那ちゃんとセックスしたことはない。




それは竜胆君から聞いていることなので、私は「あっそ」とだけ言った。



蘭
「鈴那のこと着替えさせるから、部屋から出ていってくんね?」
(なまえ)
あなた
「はぁ?」
蘭
「いいから、部屋から出ていけって言ってんの。何度も言わせんな」
蘭君がドスを利かせた声で、私を更に睨みつけたので私は急いで部屋の外に出た。



数分立つと蘭君が部屋から出てきたので、鈴那ちゃんの安否を確認すると鈴那ちゃんはちゃんとパジャマに着替えて眠っていたので、ほっとした。



(なまえ)
あなた
「今日、竜胆君は帰ってこないの?」
玄関へ向かう廊下で私は蘭君に質問した。
蘭
「お前たち、喧嘩したんだってな♡」
(なまえ)
あなた
「喧嘩っていうか…そもそも竜胆君が悪い」
蘭
「また竜胆の所為かよ。お前、昔っから竜胆の所為にする癖やめろよな」
(なまえ)
あなた
「だって竜胆君が悪いんだもん。普通、セックスしてる時に抱いてる女の名前間違える!?」
蘭
「よっぽど気持ち良かったんだろうな(笑)」
(なまえ)
あなた
「そういうことじゃない!」
蘭
「別に1回しか間違ってねぇーんだから、それぐらい許せよ。竜胆だってお前に謝ったんだろ?」
(なまえ)
あなた
「謝ってくれたけど…」
蘭
「じゃあヨリ戻せば?」
(なまえ)
あなた
「……」
蘭
「お前が何にこだわってんのか知らねぇーけど。少しでも鈴那に嫉妬してるんなら、今後一切鈴那に会うな。お前みたいな女のつまらねぇー嫉妬心で鈴那を少しでも傷つけてみろ。お前なんていつだって売り捌けんだからな」
(なまえ)
あなた
「私は鈴那ちゃんを傷つけることなんてしようと思ってないよ!」
蘭
「お前、そんなこと言って若い時、鈴那なんて居なくなれば良いって俺たちの前で言っただろうが?あんな女のどこがいいのってな」
(なまえ)
あなた
「あの時は頭に血がのぼってて…」
蘭
「じゃあまた頭に血がのぼったら、また鈴那のこと貶すのかよ。俺の見えないところで、鈴那のこと侮辱したらただじゃおかねぇーからな、お前。」
(なまえ)
あなた
「分かった、分かった!だから、拳ボキボキするのやめてよ!お願いだから!」
私が必死で蘭君に懇願すると、蘭君は指の関節を鳴らすのをやめてくれた。
蘭
「さっさと出ていけ。俺は鈴那と早く二人っきりになりたいんだよ」
蘭君が玄関の鍵を開けて、扉を開けてくれたので私は急いで靴を履いた。
(なまえ)
あなた
「蘭君、鈴那ちゃんのこと襲わないでよ」
「竜胆みたいに、いつもがっつく男じゃないんで俺」
蘭
「竜胆みたいに、いつもがっつく男じゃないんで俺」
(なまえ)
あなた
「ふふ(笑)それなら良かった。鈴那ちゃんに起きたら、ご馳走様って言っておいて」
蘭
「分かった」
(なまえ)
あなた
「じゃ」
蘭
「じゃあな」



蘭君は普段から女の子に優しいのに、私にだけは冷たい気がするのはきっと気のせいじゃない。




蘭君の中では鈴那ちゃんを傷つける人間なら男も女も関係ない。


きっとそれは、竜胆君も同じで。



竜胆君にそんなに大切に思われている鈴那ちゃんが羨ましくなったけれど、でも鈴那ちゃんはそれぐらい素敵で優しくて可愛いことが改めて分かったのが、余計心を苦しませていた。




どうせ生まれるなら鈴那ちゃんに生まれたかった。




そしたら、竜胆君の一番になれたのに。
うま(作者)
うま(作者)
続けて、「竜胆君は隣のあの子を愛しすぎている【番外編】を見る方は下からどうぞ!
うま(作者)
うま(作者)
「灰谷兄弟に好かれてるんです」と「灰谷兄弟と同居することになりました」もよろしくお願いします!

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