俺は二人を殺した後、気絶していた。
そして復活してきた二人に起こされたのだ。
四季は何か言いたげに呆れたような表情を浮かべている。
えーと、まずは思い返そう。
俺は復活して、その後システムの音声が頭に流れてきて、四季にスキルのことを伝えて...
いや、待てよ.....まさか...!
本当に何も言い返せない....
さっきのをヒステリックって言うんじゃ...
そう言って俺は逃げるようにカウンターの奥へ走る。
二人に向けてタブレットを掲げる。
電源ボタンを押すと、すんなり起動した。パスワードも必要ないようだ。
ファイル?がいくつかある...
ファイル名は『スキル①【猫】』と『スキル②【武器屋】』と『スキル③【幽霊】』...?
一つ目のファイルを開くと、俺のスキル【猫】の詳細がきっちり書いてあった。
ええと、俺のスキルは....
十分のクールタイムがあって攻撃を食らったら解けるみたいだが...
ということで、また俺達の自由行動がスタートした。
正直言って、俺のスキルもむちゃくちゃ強い。
誰も登れないような場所も登れるからだ。
オタカラは思ったよりビルの屋上にあるパターンが多いんだよな...
と、思っていると、地上に茶髪の人物が居るのが見えた。
高層ビルの上からだと確認しづらい。
俺のスキル、やっぱり強いな...と思いつつ、ビルの上から真下の地上を見る。
すると、レーザーが一直線に飛んできた。
俺は足を滑らして転落してしまう。
俺、このままじゃ死んじゃう!?
考えろ...何か考えろ斎藤和也!いや今はミサキか!
俺は自分でも驚くくらい綺麗に一回転し、見事着地した。
恐らく俺を撃ったであろう女性は、目を丸くしている。
敵にこんにちはって何だよ俺ー!!!
...四季が居ないのでセルフツッコミだ。
聞かれてたー!
これで逃れられるか...?
そりゃあそうだ。さっきの返答で上手くかわせる訳がない。
つまりこういう時は...
全力で謝り、全力で逃げる!
そのままビルを駆け上がり、ビル間を渡っていく。
なんとか逃げられた.....
カフェに到着すると、中には誰も居なかった。
オタカラをカウンターに置く。
その時、ドアが開き、人が入ってきた。
四季か、それともうらめか...
そう思っていた、が。
入ってきたのは、多分敵の中性的な男性だった。
そう言って、オタカラに手を伸ばす。
とっさに敵の腕に向かって銃を撃つ。
敵は、顔をしかめて手を庇う。
図星だった。
トリガーを思い切り、何度も引く。
そのまま連射し、敵を倒した。
敵が倒れた場所に、オタカラが残る。
''合ってたら''....?
追記
Game.2、Game.3、Game. 4のセリフ等を一部変更しました。

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。