青side
あーたーらしーいー
あーさがっきーたー🎵
きーぼーーーおーのーあーーさーー
おおおおおおきく伸びをしたあと
愛しいあの人を起こす
綺麗な寝顔をして一定の寝息を立てる彼は
あと数日でこの世を経つらしい
その残り少ない時間をかけがえのない時間にしようと僕は決めた
一分一秒も無駄にしたくない___
ので
(カサカサガサガサゴソゴソ)
メガホン設置OK
キーーーーーーーーーーーーーーーーン
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こんな感じでさとみくんは一日中僕に質問してきた
何を言って欲しいんだろうか
もしかして僕の気持ちに気づいた??
。。。
んなわけないか
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そして時間は流れ
いまは19時
そわそわしているさとみくんをしりめに僕はテレビを見ていた
すると突然うちのインターホンがなった
ガチャ
え、さとみくんの誕生日?
え、だって今日は、、、、
5月20日なはず、、、
(ごめんなさい制作し始めたのはさとみくんの誕生日だったんです)
やばい。今日だ、、、さとみくんの誕生日、、
さぁぁぁぁっと僕の顔から血の気が引いていくのが分かった
道理でさとみくん今日質問攻めなはずだ
なんか言うことないかとは
「誕生日おめでとう」
って言う言葉を待ってたんだ、、、
こりゃまずい
やばい、、、、やばいぞころん
こらまずい、、、
んーーー、、、、どうするべ
恋人とかなら
「誕生日プレゼントは私❤」
とかできるんだろうけど、
僕は男で
相手も男で
その相手は女が好きで
僕の片思いの相手で、、、ってあーーもー!!
ややこしいわ!!!
とにかくどうする
、、、、頭が働かない
どうしよう、、、、、、うぅぅ、、、
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なんやかんやで楽しい誕生日パーティーが終わり…
バタン(扉が閉まる音)
ポロポロ(涙の音)
と言い、さとみくんは僕の頭を撫でた
ああ、ホント僕の好きな人は
最高なんだよな
そう言って笑うさとみくんの目が、
いつもより光って見えた
大好きだよ
言えないけど
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「ころんに誕生日祝ってもらうこと」
あと41日
低浮上すぎてすみませんでした
新しく環境が変わって
それはもう忙しすぎて
今は五月病になってますほんと
いやほんと
大変申し訳ございませんでした
“〇| ̄|_<(_ _)>〈 ゴン!〕
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。