第14話

眩しすぎて前に進めないことある??
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2026/08/02 07:00 更新
Mikoto
Mikoto
あの〜、、、
mob.
光)なんでしょう?
Mikoto
Mikoto
流石に眩しすぎません?
白い光の中で〜♪

と、有名卒業ソングがみことの頭の中に流れ出すほど、みことが連れてこられたところは眩しかった。

いつもは柔和なみことの顔が険悪な感じになっているのも、眩しさで目を眇めているからだ。

それに対して光の講師は、奥の目が見えないくらい真っ黒なサングラスをかけて平気そうに立っている。

ポータルをくぐり抜ける前はおしゃれ番長なのかと思ったが、今はそれくらい濃いサングラスは必須だ。

こんなんだったらシクフォニのおしゃれ番長のいるまにサングラスを借りていればよかったとみことは後悔する。

いるまがこれくらい色の濃いサングラスを持っているかどうかは、みことは知らないけれど。
Mikoto
Mikoto
眩しすぎて何も見えんのやけど、、、
mob.
光)はい、ここで訓練してもらいます。
Mikoto
Mikoto
話が噛み合ってない!!
訓練してもらうと言っても、ここはただの白い空間だ、、、眩しすぎて。

本来ならば山吹色の魔花が咲き乱れているのだが、眩しすぎてみことはそれを認識できていない。

必死に目を細めて眩しさを軽減しようとすることしかできない。

足元にカサカサと草のようなものが当たっているから、辛うじて植物が地面に生えていることはわかっているが。
Mikoto
Mikoto
せ、せめてサングラスを、、、
mob.
光)無理ですね。
Mikoto
Mikoto
そんなぁ、!!
バッサリと切り捨てられたみことは、思わず目を開いてしまう。

ピカーッ!!!!と目に突き刺さるような光に、みことは思わず呻いてうずくまる。

すると、光の講師は流石にみことが可哀想になったのか、そっとみことの前に立って光を遮ってくれた。
mob.
光)大丈夫ですか?みこと様。
Mikoto
Mikoto
無理です、、、ホンマに無理です、、、
mob.
光)ですがみこと様にはこの光を収縮する魔法から習得していただきたいのです。光を収縮し、そして操ることができれば、収斂しゅうれん火災は容易に起こせます。
Mikoto
Mikoto
そんなことしないよ!!
だいぶ恐ろしいことを言った光の講師にツッコミながら、みことは未だにちゃんと目を開けられない。

そんな光の講師は、そのままの体制でみことにその魔法を教え始めた。

光界崩閃こうかいほうせんというみことの持ち魔法は、光魔法で作られた結界を崩壊させる魔法らしい。

このとてつもない光を発している空間も、もとの空間に内部発光結界を張っただけなので壊せるのだとか。
Mikoto
Mikoto
それを早く言ってくださいよ。
mob.
光)その前にダウンしたんでしょうが。
ジトリと睨まれて、思わずひくりと頬をヒクつかせる光の講師。

だがすぐにもとの落ち着いた笑みを浮かべ、とりあえずやってみてください、とテキトーに指示をする。

念じて詠唱すればそれなりに魔法は発動できるだろうとこれまたテキトーな説明を加えて。

みことは勇者だから、という光の講師の中でのみことに対しての天才扱いも理由のひとつだろう。

だがちゃんと説明をしない理由の大部分は、めんどうくさいから、であった。
Mikoto
Mikoto
詠唱して念じるだけですよね?
mob.
光)はい、それでダメだったら諦めt(((
Mikoto
Mikoto
ちゃんとやりますッ!!
一刻も早く子の眩しさから開放されたいみことは、眩しさを堪えて顔をキッと上げた。

そして、この結界が崩れるのをイメージして、唱える。
Mikoto
Mikoto
光界崩閃こうかいほうせんッ!!
パリンッと呆気なく、ガラスが割れるような音がして。

粉々に砕け散った、発光している結界ガラスの欠片が、みことと光の講師に降り注いだ。

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