第8話

落ちていく。
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2020/05/15 10:40



ダッダッダッ







ガチャ









やってきたのはビルの屋上。





「ううっ…やっぱり高いね。」






そう言って笑う彼女。




僕の彼女の微笑みはいつ見ても美しい。









「天月くん。」




『ん?』




「私、天月くんに出会えて良かった。



天月くんが手を取ってくれたから、

天月くんが私の世界を変えてくれたから、

天月くんが


























私を愛してくれたから、私…」



……やっぱり僕たちは似た者同士みたいだね。





チュッ




僕はあなたちゃんにキスをする。





「…んんっ……ぷはぁ…長いよ…///」




『ごめん笑』




「もう…///」













火照る頬。



速さを増してく脈拍。




薬の効かない、こんな病気を、

























愛と呼ぶのだろう。

















































僕たちは抱き合って、 真っ逆さまに落ちていった。















天国二人だけの世界に向かって__。













































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