ゑむし目線
一方その頃。
ポタッ
俺だってわかゔぁが死んじゃうてなったら、悲しいし泣きてぇよ。でも…今は後やッ!
向こうはタロ社にこっちゃん、音羽がおるからあみかとennちゃんは大丈夫や。何も心配する必要は無い。今は、アイツを見つけて引きづって帰らせる。それが、今出来る私の力だッ!!
そう自分に言い聞かせ、泣くのを堪えていた。廊下に沿って歩いており、何気なく角を曲がってみた。
すると目に飛び込んできたのは、アマリザが自分の首をカッターで切ろうとしている絵であった。
そう叫ぶと、アイツはビビって手を止めた。その隙に俺は自分で被っていたキャップを投げた。運良くアマリザに当たり、それに時間を稼いでもらったため、羽交い締めにして捕らえた。手で握っているカッターを無理やりもぎ取り、明後日の方向へと投げた。
そして、顔を近づけて
そう言った後、抱き合いながら何かの糸が切れたかのよう、泣いていた。かと思ったら、泣いている互いの顔を見て笑った。傍から見たら、だいぶ精神的に狂ってしまった人達だと思われてる。でも、もうそんなの気にしていない。ただ、フォーエイト全員で平和に楽しく生きていく。そんな普通の事が一瞬で崩れてしまった。もう取り返しのつかない事、人はなんて儚いものなのだと痛感した。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。