第11話

Chapter1 『イキキル』 (非)日常編 Part.3
211
2025/08/15 16:00 更新
チャイム
キーン、コーン…カーン、コーン…
Mr.Sun
Mr.Sun
みんな!
Mr.Sun
Mr.Sun
おはようございます!
Mr.Sun
Mr.Sun
朝です!7時になりました!
Mr.Sun
Mr.Sun
起床時間ですよ〜
Mr.Sun
Mr.Sun
さぁて、今日も張り切っていきましょ〜!
…朝、みたいだね…


窓がないから確かめようがないけど…


とにかく、今日はどうしよう…


…………


とりあえず、ウェンダを誘って探索してみよう…


そう思った矢先…
「ピンポーン…」


ボクの部屋のインターホンが鳴った


僕は、慌てて外に出る


扉を開けるとそこには…
Wenda
Wenda
おは〜!グレー!
Gray
Gray
ウ、ウェンダ!
ウェンダがいた


丁度良かった…
Wenda
Wenda
お願いなんだけどさ、アタシと今日、色々探検してみない?
Gray
Gray
…僕も同じこと考えてたし、いいよ
Wenda
Wenda
マジ!?気が合うねぇ〜…
Gray
Gray
…うん
Wenda
Wenda
じゃあ、とりま護身用の武器でも見つける?
Gray
Gray
え、ぶ、武器…!?
Wenda
Wenda
だってさー、もしアイツらに襲われたらひとたまりもないじゃん?
Wenda
Wenda
だから、身を守れる用の武器を手にしたくて…
Gray
Gray
あぁー…
Wenda
Wenda
お願い!ついてきてー!
Gray
Gray
わ、わかった…
Wenda
Wenda
マジ!?やりぃー!
Raddy
Raddy
…朝からうるせぇなお前ら
Wenda
Wenda
はぁ!?なんなの!!
Wenda
Wenda
そんなこと言う奴、一緒に着いてきてもらうんだからね!!
Raddy
Raddy
は!?2人で行けよ…
Wenda
Wenda
えぇー、人多い方がいいじゃん?ね、グレー!
Gray
Gray
ぇ、あ…うん!
Gray
Gray
一緒にラディさんも行こう…!
Raddy
Raddy
…ちっ、しゃーねぇな…
Wenda
Wenda
よし、勝った!
Raddy
Raddy
で、どこ行くんだよ
Wenda
Wenda
…あれ、どこ行くの?
Raddy
Raddy
わかってて言ったんじゃねぇのかよ…
Gray
Gray
と、とりあえず…体育館前のホールとか…どう?
Gray
Gray
あそこ、ショーウィンドウに色々あったし…
Wenda
Wenda
さっすがグレー!それじゃあレッツゴー!
Raddy
Raddy
あ、おい、待ちやがれ!
Gray
Gray
えっ、ええっ…!
体育館前ホール

Gray
Gray
…はあっ、はあっ…
Wenda
Wenda
もー、遅いってグレー!
Raddy
Raddy
お前がぶっ飛ばすからだろうが…
Raddy
Raddy
…大丈夫か
Gray
Gray
ぅ、うんっ…はぁ…大丈夫…
この2人早すぎ…


ラディさんはともかく、ウェンダも結構早いんだな…


僕はインドア派だから体力がないや…
Wenda
Wenda
…あれ、ラディ…見かけによらず優しいじゃーん!
Raddy
Raddy
は?
Wenda
Wenda
…アタシにだけ当たり強いって…
Raddy
Raddy
で、どれが護身用になりそうなんだ?
Gray
Gray
えっと…その、金箔の刀みたいな…
Wenda
Wenda
あー!これ?…模擬刀じゃない?
Wenda
Wenda
なんか、刀っぽくないって言うか…
Raddy
Raddy
…お前、手が金色になってんぞ
Wenda
Wenda
え?…うわー!本当じゃん!!
Gray
Gray
汚れちゃうんだ…ごめん
Wenda
Wenda
これじゃあ護身用にならないって!!
Gray
Gray
んー…ないよりはマシだと思うけど…
Wenda
Wenda
あ!じゃあ、グレーが持ち帰ればいいんじゃない!?
Gray
Gray
えっ、なんで!?
Wenda
Wenda
あー…えと、それは…
Wenda
Wenda
…い、インテリアに使ったらどう!?
Gray
Gray
いや、いらな…
Wenda
Wenda
よし!決まり!気をつけて持って帰ってね!
Raddy
Raddy
ほぼ強制じゃねぇか…
Raddy
Raddy
…他に護身用になりそうなモンはねぇな
Gray
Gray
でもさ…し、心配しなくてもいいんじゃない…?
Wenda
Wenda
え?
Gray
Gray
ウェンダ、猫みたいに爪長いし…
Gray
Gray
それに、運動神経良さそうだから多分逃げれそう…
Raddy
Raddy
…確かに、お前はいらねぇわ、武器
Wenda
Wenda
えっ、なにそれ…も、もしピンチの時は!?
Raddy
Raddy
…頑張れ
Wenda
Wenda
えぇっ!?酷〜!!
Gray
Gray
Wenda
Wenda
Raddy
Raddy
そして、しばし沈黙があった後、ウェンダが口を開いた
Wenda
Wenda
ねぇ、2人は夢とかってあんの?
Raddy
Raddy
あ?夢?
Gray
Gray
…ウェンダの夢は何なの
Wenda
Wenda
アタシ?もちろん世界一のギャルになることだよ!
Wenda
Wenda
ママがギャルだったのもあってさ〜
Wenda
Wenda
爪も綺麗に飾られてて、メイクも上手…
Wenda
Wenda
そんなん幼いアタシには憧れの的すぎるって!
Wenda
Wenda
しかもね、アタシ、お母さんとは性格が全然真逆だったんだよ?
Wenda
Wenda
だから、どうせならママと反対属性のギャルとして生きたくてさぁ
Wenda
Wenda
逆張り…ってヤツ?
Wenda
Wenda
それで、ママを超えるギャルになるって思ったんだ!
Gray
Gray
へ、へぇ…
Raddy
Raddy
…お前、もう母さ…じゃない、お袋超えたんじゃねぇの?
Wenda
Wenda
いいや?まだまだ!
Wenda
Wenda
ママは誰とでも仲良くなれるし!
Wenda
Wenda
アタシは無神経に人を傷つけちゃうことが多いらしいからね〜
Wenda
Wenda
そこらへん、もっと良くなりたい!
Gray
Gray
大きい夢だね…
Wenda
Wenda
…んで、ラディの夢は?
Raddy
Raddy
…親父が、プロスポーツプレーヤーだった
Raddy
Raddy
親父に憧れて、同じ職になろうと思ってた…
Raddy
Raddy
…けど、あんなことになっちまって
Raddy
Raddy
もう諦めた
Wenda
Wenda
…それってどんなん?
Raddy
Raddy
…お前らも知ってるだろ?応援の…
Gray
Gray
…あ、あの件かな…?
Gray
Gray
で、でもラディさんにはスポーツ関係の才能がたくさんあるのに…
Raddy
Raddy
…そうだと思いたい…
Raddy
Raddy
…だけど、アイツらが邪魔しやがって…!!
Wenda
Wenda
え、何で?
Raddy
Raddy
…オレがずっと勝ち続けると思ったんだろ
Raddy
Raddy
ただ、オレはスポーツが好きだっただけだ…
Raddy
Raddy
それなのに…
Wenda
Wenda
で、誰なの?アイツらって
Gray
Gray
え?わかってて言ってたんじゃないの?
Wenda
Wenda
ごめんテキトーに合わせた⭐︎
Gray
Gray
ええ…
Raddy
Raddy
はぁ…スポーツ選手達だよ
Raddy
Raddy
アイツら、オレに応援されたいが為に何をしてでも頼みに来るんだ…
Wenda
Wenda
え、異常じゃん
Raddy
Raddy
そうだよ、異常だ…
Raddy
Raddy
何でこんな才能なんだよ、クソが!!!!
Raddy
Raddy
オレは、親父みたいになりたかっただけなのによ!!!
…重い空気が流れた…


ラディさん、苦労してるんだな…


そして、静まり返った場に、一つの明るい声が響いた
Wenda
Wenda
…まあ、とにかくさ!
Wenda
Wenda
お腹すいたし、食堂でなんか食べようよ!
Raddy
Raddy
は?
Wenda
Wenda
グレーもそう思うでしょ?
Gray
Gray
ぁ、えと…うん…
Gray
Gray
…ご飯でも食べて落ち着こう?
Raddy
Raddy
…お前ら…ありがとな…
Wenda
Wenda
お、アタシにもデレた?
Raddy
Raddy
あ??!うるせぇこいつ!!
Wenda
Wenda
デレてんじゃんw
Wenda
Wenda
あ、そーいえばアタシ料理できなくてさ!
Wenda
Wenda
2人ともできる??
Gray
Gray
ぇ、僕…デキマセン…
Raddy
Raddy
…一応オレは人並みに…
Wenda
Wenda
おっ!じゃあラディお願いね〜!
Raddy
Raddy
…不味くてもしらねぇぞ
Wenda
Wenda
え、でもアタシよりはマシだと思う!
Wenda
Wenda
アタシ、バレンタインのチョコとか全部丸こげにするよ??
Raddy
Raddy
ふ、…分量見てねぇだけだろお前
Wenda
Wenda
あ、バレた?
良かった…場が和んだみたい


ウェンダ、ありがとう…
Wenda
Wenda
じゃあ行こー!
Gray
Gray
おー…!
Raddy
Raddy
あっ、待てお前ら…!!
…こんな日々が続けばいいな…
Wenda
Wenda
あ、グレー!模擬刀忘れてる!!
Gray
Gray
あっ…
Wenda
Wenda
ラディのご飯美味しかった!ごっさん!
Gray
Gray
うん、美味しかったね…
Raddy
Raddy
…そーかよ
Wenda
Wenda
それじゃ!アタシ部屋に戻るね〜!
Gray
Gray
あっ…うん…!
…ウェンダがどこか行って、ラディさんと2人きり…


な、何か話さないと…


 でも、話題が…
Raddy
Raddy
…おい、
Gray
Gray
はっ…ハイ…!!
Raddy
Raddy
その…
Raddy
Raddy
さっきは…悪かった…
Raddy
Raddy
急に怒鳴って…
Gray
Gray
あ、いや、全然いいよ…
Raddy
Raddy
いや…でも不快にしただろ?
Raddy
Raddy
余計な時間取らせて、悪かったな…
Gray
Gray
う、ううん…!
ラディさん、落ち込んでる…


僕は精一杯、彼を慰めた
Raddy
Raddy
…ありがとな、その…色々と
Gray
Gray
ううん、こんなところに閉じ込められてたら、
Gray
Gray
仕方ないよ…!
Raddy
Raddy
…あと、呼び捨てでいいからな、気遣ってんのかわかんねぇけど
Gray
Gray
ぁ、ありがとう…!ラディさ…ラディ!
Raddy
Raddy
…それじゃ
Gray
Gray
ぁ、うん!また…
ラディと別れた後、僕は一旦自分の部屋に帰ることにした…
チャイム
キーン、コーン…カーン、コーン…
Mr.Tree
Mr.Tree
えー、施設内放送でーす
Mr.Tree
Mr.Tree
午後10時になりました
Mr.Tree
Mr.Tree
ただいまより"夜時間"となります
Mr.Tree
Mr.Tree
まもなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりまーす
Mr.Tree
Mr.Tree
ではでは、いい夢を…
Mr.Tree
Mr.Tree
おやすみなさい
…今日も…終わり…


でも、明日こそ絶対に手がかりを掴んでやる…


絶対に…!


目を閉じながら…


僕の頭の中では、朝の2人との会話が何度も繰り返されていた…


僕は…悔しかったのかもしれない


僕には、彼らの怒りを理解できても、


それを共感することはできない…


背負っているものが違うから…


彼らは、僕みたいな適当な気持ちでこの世界に来たわけじゃないんだ…


だから、僕には彼らの怒りを共有できない…


僕は。彼らとは…


いや、他のみんなとは…


…決定的に違う


それが…悔しかったのかもしれない…


………………
ミスサンツリ劇場開幕

Mr.Sun
Mr.Sun
えー、ご覧のみなさま…
Mr.Tree
Mr.Tree
すでにコロシアイ生活は始まっているわけですが…
Mr.Sun
Mr.Sun
本当に…笑っちゃうよね…
Mr.Tree
Mr.Tree
この希望あふれる新入隊員のみんなは
Mr.Sun
Mr.Sun
まだ自分達が、逃げられると思っているみたいですよ!
Mr.Tree
Mr.Tree
うぷぷ…いつになったら始まるんですかねぇ?
Mr.Sun
Mr.Sun
"希望"同士のコロシアイは…!!
Mr.Tree
Mr.Tree
まだかな…まだかな…
Mr.Sun
Mr.Sun
ワックワクの
Mr.Tree
Mr.Tree
ドッキドキだよね!!
ミスサンツリ劇場終幕
…その翌日も、特に何も分からなかった…
Gray
Gray
何なんだ…くそ…
脱出口も…何も見つからない…


こんなところにずっといたら、気が狂いそう…


どうにかして、何か手かがりを見つけないと…
Vineria
Vineria
…グレイくん!!
Gray
Gray
ぅゎっ…!!
Vineria
Vineria
あ…驚かせるつもりはなかったの、ごめんなさいね…
Gray
Gray
ぁ、いえ…どうしましたか…?
Vineria
Vineria
えっと、上の空だったみたいだから…大丈夫かしら?
Gray
Gray
あ、はい…
Vineria
Vineria
しんどかったら、休んでてね
Gray
Gray
はい…
その日は、特に何も起こらなかった…
ミスサンツリ劇場開幕


Mr.Sun
Mr.Sun
迅速かつ早急なテコが必要なのです
Mr.Tree
Mr.Tree
早さのない対応策など、後に立つ後悔と同じなのです
Mr.Sun
Mr.Sun
世界を支配するのは、すなわち速さだと思いませんか?
Mr.Tree
Mr.Tree
だからこそ、F1ドライバーはモテるのです
Mr.Sun
Mr.Sun
遅い作業なんて、馬鹿でも誰でもできます
Mr.Tree
Mr.Tree
一生をかければ、ダメ人間でも名作を作れるのです!
Mr.Sun
Mr.Sun
速い方が、偉くて賢いのです!
Mr.Tree
Mr.Tree
平泳ぎや背泳ぎよりクロールの方が偉いのです
Mr.Sun
Mr.Sun
カーブやフォークよりストレートの方が偉いのです
Mr.Tree
Mr.Tree
懐石料理より、ファーストフードの方が凄いのです
Mr.Sun
Mr.Sun
月刊漫画家より、週刊漫画家の方が賢いのです
Mr.Tree
Mr.Tree
つまり、速さこそが世界基準の価値なのです
Mr.Sun
Mr.Sun
だからこそ、ボクたちは早急なテコ入れが必要だと論じるのです
Mr.Tree
Mr.Tree
(この間、0.000002秒)
ミスサンツリ劇場終幕



次回へ続く…
✳︎ B i m a s ✳︎
✳︎ B i m a s ✳︎
独り言Timeスタート
✳︎ B i m a s ✳︎
✳︎ B i m a s ✳︎
これくらいの速さじゃないと終わらないよ
✳︎ B i m a s ✳︎
✳︎ B i m a s ✳︎
助けて
✳︎ B i m a s ✳︎
✳︎ B i m a s ✳︎
凄いね、みんな
✳︎ B i m a s ✳︎
✳︎ B i m a s ✳︎
凄いよ
✳︎ B i m a s ✳︎
✳︎ B i m a s ✳︎
私、決めたのはいいけど途中で飽きることもあるから
✳︎ B i m a s ✳︎
✳︎ B i m a s ✳︎
好きなことは続けたい主義だけど
✳︎ B i m a s ✳︎
✳︎ B i m a s ✳︎
嫌いなことは避けちゃうタイプ
✳︎ B i m a s ✳︎
✳︎ B i m a s ✳︎
私はこの小説好きだから
✳︎ B i m a s ✳︎
✳︎ B i m a s ✳︎
この中毒魂が燃え尽きるまで頑張る
✳︎ B i m a s ✳︎
✳︎ B i m a s ✳︎
私、こんなことしてる場合じゃないけどね
✳︎ B i m a s ✳︎
✳︎ B i m a s ✳︎
本日の独り言Timeおーわり

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