僕たちは体育館を出て、向かった
ラディの死体がある僕の部屋に…
グレーの部屋
刀身を見るのは初めてだけど…
やっぱり金箔でコーティングされてたんだ…
…確か、この金箔の模擬刀って
少し触っただけでも金箔がついちゃうんだっけ…
…あ、
…手に金箔の痕は残ってない…
ウェンダは、現場を捜査している彼に
意気揚々と話しかけた
…のだけど
彼は膝をたたんだ状態で
僕の部屋の床の隅々をじっくり見回していた
よくわからないけど…
ものすごく集中しているみたいだ
…と、その直後、不意に彼は立ち上がった
そして…
すると、彼は小さく頷きながら
僕の部屋の床を見回すように言った
…この先に、ラディが…
…ダメだ、弱気になってちゃ…!
立ち止まってる暇なんかない…!!
必死に自分に言い聞かせつつ、
僕たちはシャワールームへと足を踏み入れた…
シャワールーム
そこには夢でも錯覚でも無く…
変わり果てた彼が存在していた…
涙と、吐き気と立ちくらみが
僕を同時に襲った
だけど…怯んでられない…
どうしてラディが殺されないといけなかったのか…
僕はその真相を…
解き明かさなくちゃいけない…!
倒れそうな僕を支えてくれたのは
そんな決意だった…
…ってあれ、?
…ウェンダ、顔色が悪く見える…どうしたんだろう…
そうして、ウェンダはシャワールームから出て行った…
僕もしたくないけど…するしかない…
とにかく…何かないか…って、ラディの死体の下に何かある…
僕はラディのぶら下がってる後方の壁を覗き込んだ…
そこには…
『 E→ⱯℲNꓷZꓤ 』
一瞬、意味がわからなかった…
こんなもの、世界にあるのかなと思うほどだった…
ただ、よく考えると…
多分これは文字で…
上下逆になるんじゃないかな…?
そう思い立ち、180度クルリと回転してみせた…
そうして、見えてきた文字は…
『 RZDNFA←ヨ 』
…さっぱり意味がわからなかった…
不意に、ラディの死体が目に入る
…正直、直視するのも辛い…
けどそんなこと言ってる場合じゃない…!
僕は手元のサンツリファイルを元に
ラディの死体の状況の確認を始めた…
でも、この腫れた部分、
何か"キラキラして光るもの"が付着している…
右手首の腫れ…そして付着したキラキラして光るもの…
ちょっと気になる…
あと、他に気になるのは…
あれ、ラディの左手…
人差し指だけ血がついてる…?
両手とも手の平は綺麗なはずなのに…
なんで人差し指だけ…?
グレーの部屋
な、なんのことかわからないけど…
とにかく教えてくれないってことかな…?
…ダイイングメッセージの意味、
ジェヴィンさんはわかってるみたいだけど…
正直、さっぱり…
…あ、こういう文字列なら…あの2人が詳しいかも…?
僕はジェヴィンさんに言われるままに…
シャワールームのドアを閉じてみた…すると、
あのシャワールームのドアノブ…
すると、彼はしばし思案顔を続けた後…
急に思いついたように、
僕たちに質問を投げてよこした…
彼の口元は小さく歪んでいた
面白くなってきた…と言わんばかりに
会話が噛み合ってないことなど気にもとめず、
彼はさっさと部屋を後にしてしまった…
そうして、僕の部屋を後にした…
次回へ続く…
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!