第52話

47話
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2024/06/22 09:14 更新



普と星を見たときの事を思い出す。
あの時は12歳の頃だったかなぁ。



7月7日。
七夕の日に見に行けたのはロマンチックだったな。



あなた
 普、あの綺麗な帯状の星って何? 



柚木 普
 アレはね-…天の川だよ 



あなた
 天の川…⁉︎   



生まれて初めて綺麗だと思った星は、
普とあの時見た、天の川だったな。



あなた
 織姫と彦星が年に一度会える日だよね 



柚木 普
 あなたはあの星好き? 



あなた
 うん、めっちゃ好き! 






天の川を一緒に見たときのあなたの顔は、
初めてみた表情だった。

柚木 普
 あなたはあの星好き? 



あなた
 うん、めっちゃ好き! 



あの日からまた来年も再来年も、
ずっと、生きている間の7月7日は
必ず見に行こうと決めたんだ。





  でも


    あの日が最後だったね。



    あなたと一緒に星が見れたのは。



その次の年の7月6日にあなたは死んだんだ。





柚木 普
 あなた…? 



7月に入ったばかりだというのに結構暑かった。
梅雨だったからカエルを探しに行こうと、
虫かごと虫取り網を持って出かけた。



あなたが被っていた麦わら帽子は凄く似合っていた。
しばらく見ていると向日葵みたいな笑顔を

こっちに向けて心臓が速くなった気がした。


柚木 普
今ドキッとした…?



あなた
 普~!カエルいるよ! 



カエル探しに夢中でどこか知らない湿地帯に来ていた。
足元がヌルヌルして滑りやすかった。

柚木 普
 あなた…待ってッ! 


あなたが俺の方を見ながら後ろ歩きで歩いていると
大きな湖があり、あなたはそこに落ちた。



俺は必死に近くにあった長い棒を


湖の中に突っ込んで掻き回した。



柚木 普
 あなた…__!! 


何度も呼んでも声はしない。

棒に違和感があった。
引き上げてみると、



柚木 普
 麦わら帽子… 



嫌だ。死んじゃ嫌だ。
一緒に星を見に行くって決めたのに!



??
 ~-~   


湖の反対側に本に出てきそうな神秘的な男の人がいた。
その人の腕にはあなたが人形の様に横たわっていた。



柚木 普
 あなたッッ_...‼︎   





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