(久我Side)
そんなあなたの偽名を嘲笑う様に設楽が告げた。
その言葉にあなたの偽名の纏う空気が変わる。懐から出てきたのは小さな匣。あなたの偽名は、左中指についた指輪が藍色の光を灯した。
不敵に笑うあなたの偽名が指輪の光を匣に差し入れた。そこから現れたのは動物にも似た“何か”だった。
にーっと笑うあなたの偽名。コイツは一体どんだけの世界を渡ってんだよ…。聞いてねー世界の能力まで使えるとか、デタラメ過ぎんだろ…。
一瞬考え込んだかと思えば直ぐに設楽へと視線を向け、小さく
と…。その後、その獣みたいなヤツは設楽に襲いかる。だが設楽の狙いは俺等の方に向きやがった。ナイフが飛ぶ中、ソレを相良の兄貴が弾く。数本残ったソレは、霧の獣みたいなヤツの咆哮で全て地面に落ちた。
『アホか?』と言いたげな眼差しを設楽に向けるあなたの偽名。そんな彼女を睨む設楽と、忌々しいという眼差しを向ける設楽と城ヶ崎。そんな二人をみたあなたの偽名はまったく気にもしてない素振りだ。
その後の戦闘は、彼女の能力…ってより、相良の兄貴が設楽の挑発でキレ、俺と犬飼がソレのホローに回る。勿論、俺等がフォローしきれない時はあなたの偽名の獣が入ってくれてる。だが、その合間を縫った攻撃が思わぬ展開を迎えるんだ…。
本格的にオリジナルストーリーです。原作ファンの方々、本当に申し訳ない。
アンケート、今のところ『高城さん優勢』でございます!まだまだ、アンケートは続いておりますので…













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。