第663話

piece653〜楽屋のドアを叩いたのは
3,122
2020/01/09 01:06



トボトボと歩きながら、

楽屋に戻ってきたあなた。





ドアを開けると

そこには制服を脱ぎ

衣装に着替えている

2人がいた。





駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
おかえりー。
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
遅かったじゃん!
あなた

あ、うん。ただいま!

星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
あなた、ベースあっち置いてるから、チューニングとかしといて!
あなた

あ、うん。ありがと!





なんとも微妙な反応に

猛はすかさず

ツッコミをいれた。




駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
何その上の空みたいな返事。
あなた

え、そう??そんな事ないよ、、?

駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
そう?ならいいけど。




あなたはとりあえず

精神を落ち着かせようと、

集中しながら

チューニングをしていた。




自分では集中しているつもりが

全然上手くいかず、、、



あなた

あーーーもう、、なんかしっくりこない、、、。響、チューナー持ってない?

星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
あるよ!
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
あなたがチューナー使うとか、珍しいじゃん。
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
緊張してんの?笑
あなた

ある意味そうかも、、。

星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
はい、チューナー!
あなた

ありがと、、!





あなたはチューナーを使い

チューニングを合わせていった。





そしてさっき

颯斗からもらった

星のストラップを

ベースのストラップにつける。





ベースを首からかけると、

星のストラップが

ちょうど背中の位置に

くるようにつけた。




あなた

よし、、響チューナーありがと。

星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
そこのカバンに入れといて!




あなたはチューナーを

響のカバンになおし、

無心になって

ベースを弾いていた。







ーーーーーKing & Prince side






ノックの音がしたと思ったら、

次の瞬間ドアが開く。





平祐奈
平祐奈
こんにちは!
平野紫耀
平野紫耀
え、祐ちゃん?!
永瀬廉
永瀬廉
でた、何でおんねん。
髙橋海人
髙橋海人
ちょっと廉!




すごい顔で睨みつけながら

祐奈に言う廉を、

海人は止めた。




平祐奈
平祐奈
あ、初めましての方もいますよね?平祐奈です!紫耀が私のせいで怪我をしてしまって、、ごめんなさい。




そう言ってPrinceの3人に

頭を下げた。




岸優太
岸優太
え、いや、あの、、そのー、、。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
何テンパってんの?笑
岸優太
岸優太
いや、だって、、。
平祐奈
平祐奈
紫耀、サポーターあるけど使う?
平野紫耀
平野紫耀
いや、大丈夫。さっき綺麗に巻いてもらったし!
平祐奈
平祐奈
ふーん、さっき、、。さっきと言えばさっき楽屋の前であなたちゃんに会ったよ!
平野紫耀
平野紫耀
あー、、そうなんだ!
平祐奈
平祐奈
実はそれ、あなたちゃんにしてもらってたりして、、、笑
永瀬廉
永瀬廉
なわけないやん。挨拶に来ただけやわ!
平祐奈
平祐奈
うん、さっきあなたちゃんに聞いたよ(笑)
平野紫耀
平野紫耀
ごめん、俺らこれからリハあるから、、。
平祐奈
平祐奈
そっか、、そうだよね!じゃあまた来る!本番楽しみにしてるねー!




そう言って

楽屋を出て行く

祐奈の背中に向かって、

廉は言った。




永瀬廉
永瀬廉
来んでええわ。




聞こえてか、聞こえてないか、

わからないが、

祐奈は振り返り、

ニコッと微笑んで出て行った。




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