第633話

piece625〜部外者は黙っとけ
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2019/12/10 05:07






エレベーターが

1階に着く音がして

扉が開いた。






髙橋海人
髙橋海人
大丈夫大丈夫!一回紫耀とちゃんと話しな!ね!





あなたの肩をポンポンとしながら

エレベーターをおりる海人。







あなたはそっと涙をふき

海人のあとを

ついて行った。









ーーーーー廉side







あなたと海人を見送り、

紫耀の元へと向かう。







永瀬廉
永瀬廉
紫耀!
平野紫耀
平野紫耀
あ、廉!悪ぃ、、俺寝てたみたいで、、あれ?海人は?
永瀬廉
永瀬廉
話しは後や。帰るぞ。
平野紫耀
平野紫耀
え、俺帰れるの?
永瀬廉
永瀬廉
はぁ?何寝ぼけたこと言うてんの?帰るに決まっとるやろ(笑)
平祐奈
平祐奈
でも無理しない方が、、
永瀬廉
永瀬廉
部外者は黙っといてくれます?
平祐奈
平祐奈
あ、、ごめんなさい。
平野紫耀
平野紫耀
ちょ、廉。何イライラしてんの?
永瀬廉
永瀬廉
話しは後や言うたやろ?病院からも帰ってええ言われてんねん。はよしてぇや。





廉はイライラしすぎて

じっとしていられなかった。






永瀬廉
永瀬廉
荷物これだけ?
平野紫耀
平野紫耀
あ、うん。ありがと。
永瀬廉
永瀬廉
行くぞ。
平野紫耀
平野紫耀
待って、祐ちゃんも、、、。
永瀬廉
永瀬廉
それ以上言うとガチでしばくで?マジで。
平祐奈
平祐奈
紫耀、、私今日お迎え頼んでるから、、大丈夫だよ!
平野紫耀
平野紫耀
そっか、、じゃあ下まで一緒に行こうか、、!
平祐奈
平祐奈
うん。





イライラしながら

エレベーターへと向かう廉。







何がなんだかさっぱりわからず

廉のあとをついて行く紫耀。







そして祐奈もその後に続いて

エレベーターに乗り込んだ。







終始無言な密室空間。






気まずすぎて

息をするのもしんどかった。






永瀬廉
永瀬廉
スタッフさんの車は海人が乗ってった。俺らタクシーやから。
平野紫耀
平野紫耀
うん、、じゃあ祐ちゃん気をつけて!
平祐奈
平祐奈
ありがと!





廉は祐奈の方を

振り向きもせずに

タクシーに乗り込んだ。







それに続き、

紫耀も乗り込む。






タクシーは祐奈を残して

出発してしまった。







永瀬廉
永瀬廉
なぁ、、、。
平野紫耀
平野紫耀
ん??
永瀬廉
永瀬廉
腕大丈夫か?
平野紫耀
平野紫耀
あーうん。まぁアクロバット的なものは少し控えるように言われたから、明日のリハはそれ以外でやるよ。
永瀬廉
永瀬廉
そっか。良かった。
平野紫耀
平野紫耀
心配かけてごめん。
永瀬廉
永瀬廉
いやガチでそれな。でも無事で良かったわ、、ホンマに。
平野紫耀
平野紫耀
いろいろ聞きたい事だらけなんだけど、、。
永瀬廉
永瀬廉
それは俺もや。ここじゃ無理やから帰ってからな。
平野紫耀
平野紫耀
わかった。





それからは2人とも

何も話さずにいた。






そしてしばらくしてタクシーは

シェアハウスの前に停まった。
















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