第24話

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2025/08/08 08:00 更新



祭り当日の夕方、浴衣姿のショウくんは、
いつもより少しだけ優しい声でそう言った



星導
浴衣、似合ってますね





耳元で囁かれて、心臓が跳ねた
人混みの中、誰にも聞こえないように言うからずるい
顔、見れなかった






隣に立つ彼の背中は高くて、でも手が触れる距離で、
歩くたびに浴衣の裾がかすかに揺れてる






星導
何か食べたいものありますか?
あなた
ん〜、あ焼きそばとか?!
星導
良いですね、一緒に買いに行きましょっか
あなた
うん、行こ!
星導
はぐれたら困るので...手、繋ぎませんか?
あなた
...うん、



差し出された手はあったかくて、少しだけ汗ばんでて
でも、ぎゅって指を絡めてくれた瞬間、不安なんか一気に消えた






星導
離れないでくださいね






いつもの敬語なのに、何故かドキッとした
いつもと違う低い声で、まっすぐ言ってきた








屋台のにぎやかな声も、人の多さも全部どうでもよくなって
手を繋いでるそのことだけで頭がいっぱいになった










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