スタシに到着してから1夜。今日はオーディションについての説明会がある。10時半に宿舎のロビー集合と案内があったので、ゆめ達はロビーに向かった。
スアがラウンジの扉を押し開ける。春の暖かい空気が頬を撫でていく。
庭を通って、昨日は通らなかった道を歩くと、大きなホールが見えてきた。
スアがカードをスキャンして自動ドアを開く。スアに続いてゆめ達も中に足を踏み入れた。
スアに案内されて、ゆめ達は中ホールの真ん中らへんの席に着いた。
しばらくするとステージが明るくなり、舞台袖からサリー・ルソーが出てきた。
サリー以外の審査員人が舞台に上がると、会場が騒がしくなった。
集会が終わり、宿舎に戻ってポストを確認する。
真昼、あこ、ローラも後ろからチーム編成表を覗き込む。
スアとジウは、チーム編成表を確認した後、レッスンルームに向かった。
ジウが呟いた時、スアがレッスンルームのドアを開けた。
ジウが上着を脱いでカバンに投げる。バキッと割れた腹筋、筋肉質だけど太すぎず細すぎないきれいな脚。
スアも髪を結んで練習モードになる。課題の『O.O.O』は、きれいなピアノのメロディと弾けるようなダンスが特徴の曲。7年の練習生生活で、クール、ポップ、キュート、セクシーの表現の仕方は手に入れている。
2人とも実力は申し分ない。
2人はレッスンを始めた。
{作者から}
投稿止まっててごめんなさい!受験生で中々時間が取れなくて…。これからは受験終わるまで投稿頻度低くなると思います。
申し訳ないです🙇♀️
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。