第7話

第六章
85
2024/05/11 06:00
そこからはすさまじかった
sha
...は???
mob
なぁこのチラシ見ろよ~シャオロンってやつが指名手配されてるらしいぞ?しかもwrwrd国から!結構懸賞金もかかっとるし、探さね?
mob
いやいやwあの国から探されてるんだぜ?見つかるわけないでしょwww
sha
(何でこんな大袈裟に探すねん!!!)
何処の町に行っても俺の指名手配情報はあったし、何なら名前が世界魔法使い連合にばれとるからこれで生きてるのバレたし、A国の生き残りからも俺は死んだことにならへんかったしで、いろんな恨みなどすべてを覆いかぶさって大変やった
sha
(髪型変えてへんかったらこればれとったやろ...マジで危ないんやけど...ってかこの写真何処から持ってきたんや???)
とにかく逃げることを意識してたんやけど、一瞬でも魔法使うと世界魔法使い連合にばれるから難しかったんよな。それにお前らの捜索範囲が広すぎてそれどころじゃなかったし。
mob
なぁ。あんさんって外国の人だよな?
sha
ぅえ!?あ、そう、ですけど...?
mob
やっぱりな。そんな怯えなくていいから。ただの爺の独り言さ。
sha
へ、へぇ...?
mob
わしは見たことがないんだが、わしのお父さんには兄弟が居ったらしい。その兄弟は顔さえ見たことはないんじゃが、あんさんに似とるんよ。わしのお父さんに。だから、生まれ変わりかなとおもって話しかけたんじゃが...どちらかというと、わしのお父さんの兄弟だったって言われた方が納得するなぁ
sha
へ...?あ~そう、なんですか...まぁ、この目の色とか結構特徴的なので、その兄弟の孫...なのかもしれませんね俺。
sha
(これ確定で俺の兄弟の話や。兄なのか...?それとも弟?)
mob
ちなみに、話によると兄らしい。魔法が云々話とったが、誰がそんなファンタジーを真に受けるのか。わしの家系は魔法耐性があるとかなんだとか、変な話をしとった陽気なお父さんじゃった。
sha
へぇ~
sha
(魔法耐性...?そんなん存在するんか...面倒な)
mob
ただそれだけじゃ。すまんかったな。爺の話聞かせてもうて。あ、そうだ、話を聞いてくれたお礼にこれをあげよう。
sha
え、お金...?
mob
若者に使ってほしいからな。もうわしゃ長くないし
sha
あ、はい...
ま、ここで兄弟の話を知ったわけや
この後は本当に面白くもなんともない話で、ただ逃げていただけや。
その間に、世界を見た。それで、魔法使いは結構思考の自由を奪われていたと思ったんや。
やって、人間は助けなくてもなんとか自分でしてしまう。
本当に助けを求める事なんて少ないんやって。自分の為に力を使っていいんやって、
そしたら、お前らに見つかった。
sha
ど?次で最後やと思うけど
ut
なるほどなぁ...え?価値観とかあんまわからへんけどそんな感じなん...?
ut
魔法使いって結構放置してても生きとるから、逆にそうするべきだって世界魔法使い連合に言われとるけど...?
sha
あ~それは、悪用しない為やない?人間守る義理なんて本来存在せぇへんし、人間を守るような理由作るんも難しいから、丸め込んでたんやろ。
ut
そうか...ってか、3年くらい逃走しとったけど、そんな見つかるもんなん?
sha
いや、お前らが捜しすぎなだけ。それに髪型変えとったのに見つけた奴の方がヤバいやろ。
sha
なんでバレたんかめっちゃ不思議なんやけどな???
sha
見つからへんと思っとったし、
ut
まぁ、あそこまで変わればそうよな...
sha
じゃ、話の続きいくで?
 

プリ小説オーディオドラマ