第2話 存在
キラキラしている……きれいだな
よし早速試してみよう
甘くて美味しい、なんだかジュースみたい
……?何が変わったんだろう
ガラスに私の姿がない。
本当だったんだ
まぁいっか。
《 松野家 》
あれ案外普通だな、ていうかなにも変わっていない、
ドンドン(階段を上る音)
あれ……私の部屋がない
そうだよね存在がないんだから
……あれ、おっ可笑しいな思ってたよりも厳しいかも
そういえばお腹がすかないな、これも薬の効果なのかな
よし試しに声をかけてみよ
あっおそ松お兄ちゃん発見
はぁ、ねえねえ、ここ、ここにいるよ
さすがにいやだ、誰か、無視しないで
ちょっと甘くみたかも
あぁもういいや
おとなしく座っていよう





















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!