樹Side
樹「ほんとに百もすんの、?」
優「ん?まぁそれなりのことやってるし」
樹「俺無理だよ、、」
だって100だよ?
そんなに叩かれたら赤くなるどころじゃない
きっとアニメみたいに、お尻が赤く光るかもしれない
優「まぁ、そこら辺のクッション掴んでていいから。いくよ?」
叩かれる前に急いでクッションを掴んで、顔を埋める
別にそうすることで痛みが減るってわけじゃないけど
なんのためにやってるかわかんないけど
でもクッションがあったほうが安心できる
パァァンッ
樹「〜っ!!」
パァァンッ
パチイインッ
パチィン
パァァンッ
パンッッ
樹「〜゛っ」
パァァンッ
パチイインッ
パチィン
パァァンッ
パンッッ
樹「ぃい゛っ!!」
淡々と振り落ちてくる痛ーい平手
耐えきれないわけでもないけど
耐えれるわけでもなくて
足をバタバタしたり
お尻を動かしてみたり
クッションに爪を立てたり
小さな抵抗をしてみるけど、そんな努力は虚しく、痛みはどんどん蓄積されていく
頭の中は後悔と早く終われっていう感情がぐるぐるしてて
たぶん体中の水分が汗と涙でなくなったんじゃないかなって思う
「あと5回」
気づいたら、そう声を掛けられて
内心ホッとしたのは言うまでもない
パァァンッ
パァァンッ
パチィィン
バチィンッッ
パシッッ
優「ん、とりあえずこれで50回ね」
涙の量は反省の量と比例するってよく優にぃは言ってるけど
それはたぶんほんと
涙で濡れたクッションの冷たさと、お尻を撫でてくれる優にぃの手のひらの熱さを肌で感じながら
長引く北斗のお仕置きの乾いた音と泣き叫ぶ声を他人事のように感じながら聞いていた
北斗Side
大「北斗、それ痛い」
大にぃのズボンのをギュッと握りしめた手を大にぃはポンポンと叩く
北「、ごめん、」
きっと、少し伸びた爪が刺さってしまったのだろう
パッと手を離すけど、手の行き場がなくて困る
大「ほら、」
勘づいてくれたのか、目の前に差し出される大にぃの左手
俺より少し小柄でむちっとしたその手のひらは赤ちゃんみたいだったけど、お兄ちゃんの圧というか、余裕が溢れていた。
悔しさも交えて、ぐっと大にぃの手をつかむ
きっとその握る力も強いから、上の方から「いたっ」って聞こえたのは知らないフリする
だってこれから俺はもっと痛い思いするから、こんくらい許されるでしょ?
大「いくよ?」
パァァンッ
パチイインッ
パチィン
パァァンッ
パンッッ
北「ん゛っ」
パァァンッ
パチイインッ
パチィン
パァァンッ
パンッッ
北「いだぁっ!、」
もう既に叩かれていたお尻にまた降ってくる平手の痛みはどんどん蓄積されていって
足をバタバタさせながら痛みを堪えるしかない
しかしそれでも耐えきれなくなってしまったから、大にぃの隙を狙って膝から逃げ落ちてしまう
大「、、北斗」
北「っ(泣)ごめっグスッ」
北斗 だなんて名前を呼ばれてしまえば我慢していたはずの涙がポロポロと溢れてくる
大「泣いたら許されるわけじゃないんだけど」
そう冷たく言われると、止まるはずの涙も仕切り無しに溢れてくる
それでも動けない俺は、大にぃの手をぎゅっと力強く握る
勘弁してって気持ちを込めてね、
大にぃは自分の繋がれた手をぐっと上に引っ張るがそれでも、俺はなかなか動けなかった
大「反省してるんじゃないの?」
北「してるっけどぉ(泣)」
大「早く戻らないと外出すよ?」
北「っヤダ!」
外に出されるのは1番無理、
見られてないって分かってるけど、外の人目につくところに下半身裸でいろって言われたら誰だって恥ずかしいでしょ?
だから俺はしょうがなくは重い腰を上げてのそのそと大にぃの膝に逆戻り
大「、、じゃあいくよ?」
拒否権なんてないくせに聞いてくるのが心底憎たらしい
パァァンッ
降ってくる痛みにひたすら我慢して
涙と汗で顔がぐちゃぐちゃに濡れてきたとき
ポンッとやけに軽い平手が落ちてきて
「ん、終わり」
なんて優しくもない声に救われた













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!