第92話

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2024/06/05 09:11
北「ごめん、怒りすぎた」



北斗はそう言うと、震えて座り込んでる樹を温かく包みこんだ



樹「ふ、(泣)ごめんなさぃ、ごめっ(泣)」




樹はつっかえがとれたかのように、言葉を1つ、発するたびに謝った


北斗は樹の背中を撫でながら、落ち着くのを待つ


だんだんと息が整ったとき


北「反省できたの?」


なんて問う


樹「した、」


本当に反省しているのだろう。


樹はコクコクと頷いて、そういった


北「わかった、反省したんだね。じゃあお仕置き素直に受けれる?」

   
樹は眉を少しピクッと動かし、少し悩んだあと、弱々しく
 
樹「できる、」
  

といった
 
北「じゃあこっちおいで」


北斗はソファに座り、樹を膝に乗せる


北「逃げずに最後まで受けること。いい?」  



樹が小さく頷いたのを確認して、北斗は樹の履いてるものを全て下ろす



北「じゃ、いくよ?」



パァァァンッ



パシッッ


パンッッ


パァァン


パチイインッ


パァァァンッ


樹「〜っ!!痛っい、(泣)」



樹は足をバタバタと動かし、なんとか痛みから逃げようとする。


それでもまだまだ北斗の痛い平手は降ってくる



パァァンッ


パァァンッ


パチイインッ


パチィン


パァァンッ


パンッッ


樹「やだやだっ(泣)」















あれから、50ほど叩き続けて、北斗の手の平も真っ赤に染まってきた


ぐったりとした様子で、荒くなった息を整える樹の背中を、ぽんぽんと撫でる


北「あと痛いの10ね。ちょっとまってて」



北斗は樹を膝から下ろし、リビングから出ていく


樹は、定規か、、だなんてがっかりしていた


北「おまたせ」



樹「えっ、、」



しかし北斗の手に握られていたのはいつもの定規ではなく、玄関においてある靴べらだった



北「膝は危ないからね、壁に手ついて」



樹「ぇ、いやソレ、!」



北「え?コレ?樹初めてじゃないでしょ」



樹「いや、なんで、!」



樹は昔、小学5年生の時にも、靴べらを使われて嫌な思いをしたのだ


いつまで経っても残る痛み


ヒリヒリというよりか、打撲のようなズキズキが残る靴べらは樹の大嫌いな道具だ



北「今回は、ちょっと悪いこすぎたからね、」


樹「でも、反省した!」


北「それはわかってるけど、まぁ、ケジメはつけないと」



樹「やだ、やだやだ!」



北「十回で終わりにするから。俺がまだ優しい内に早くしたほうがいいよ?」



そう言って北斗は樹を壁へと誘導する



樹「痛く、しないでよ、?」



樹は恐る恐ると壁に手をつく



北「それは無理かもね」



真っ赤になってもう叩くところもないだろう、というくらい全体が赤くなった樹のお尻


まだ白い付け根を狙って北斗は靴べらを振り上げた

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