岩本side
しばらく運転して見えてきたのは、沢山のイルミネーションだった。
ふっかも知らぬ間に起きていたようで、窓の外をぼーっと眺めていた。
彼もイルミネーションをじっくり見たいのだろう。
車から降りて見ればいいのにと思ったけれど、ふっかのことだから「 寒いから車の中でいいでしょ!笑 」とか言いそうだしね。笑
そんなことを考えながら車を停車させ、ふっかの方の窓を開けた。
そう言いながら彼が鞄から取り出したのは...デジカメだろうか。
確か写真撮りたいからって言って康二におすすめのカメラとか、綺麗な写真の撮り方とか、聞いていた気がする。
ふっかも今日からphoto boy デビュー なのかな。笑
ぽわぽわした表情でそんなことを言うのは可愛すぎるでしょ...マジで俺の恋人可愛すぎ。
大好きな彼のほっぺを優しくぷにぷにしながらそう言ってやった。
だって、ふっかは本当に本当に可愛いから、可愛すぎるから。
自分が可愛いってこと、もっとわかって欲しいのになぁ...笑
小さな声で呟きながら、嬉しそうに笑う彼を見ると、なんだか俺も嬉しくなった。
すると、彼は急に俺の方を振り返ってきて、カメラを向けてきた。
カメラで顔を隠しているけど、耳が真っ赤になっていく彼。
そんなところも含めて、全部可愛くて大好き。
照れてる時の口調になってるのが可愛いな、と思いながら、俺はマフラーと上着を取った。
最後までご覧頂きありがとうございます🙇♀️
更新遅くなってしまい申し訳ありません(>< 💧゜
待っていてくださった方、本当にありがとうございます🥺🥺
次回、このお話完結です!!
完結後はリクエスト頂いたお話を更新するので次回もお楽しみに🫶🏻
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。