第12話

大好きな君と ②
1,043
2024/03/16 11:00
岩本side
しばらく運転して見えてきたのは、沢山のイルミネーションだった。


ふっかも知らぬ間に起きていたようで、窓の外をぼーっと眺めていた。
深 澤 辰 哉
....あ、ねぇ、車停めてくれる?
彼もイルミネーションをじっくり見たいのだろう。


車から降りて見ればいいのにと思ったけれど、ふっかのことだから「 寒いから車の中でいいでしょ!笑 」とか言いそうだしね。笑


そんなことを考えながら車を停車させ、ふっかの方の窓を開けた。
深 澤 辰 哉
うわ、やっぱ外は寒いねぇ笑
そう言いながら彼が鞄から取り出したのは...デジカメだろうか。


確か写真撮りたいからって言って康二におすすめのカメラとか、綺麗な写真の撮り方とか、聞いていた気がする。


ふっかも今日からphoto boy デビュー なのかな。笑
深 澤 辰 哉
うわ、ねぇ見て、超綺麗に撮れたかも!
岩 本 照
ほんとだ! めっちゃ綺麗!!
深 澤 辰 哉
んふふっ笑
深 澤 辰 哉
照に褒められるとやっぱり嬉しいなぁ〜
ぽわぽわした表情でそんなことを言うのは可愛すぎるでしょ...マジで俺の恋人可愛すぎ。
岩 本 照
....え、なにそれ可愛いんだけど。
深 澤 辰 哉
俺別に可愛くないからぁ...笑
岩 本 照
何言ってるの。
ふっかは世界一可愛いよ?
大好きな彼のほっぺを優しくぷにぷにしながらそう言ってやった。


だって、ふっかは本当に本当に可愛いから、可愛すぎるから。


自分が可愛いってこと、もっとわかって欲しいのになぁ...笑
深 澤 辰 哉
...あ、これ上手く撮れたかも。
小さな声で呟きながら、嬉しそうに笑う彼を見ると、なんだか俺も嬉しくなった。


すると、彼は急に俺の方を振り返ってきて、カメラを向けてきた。
岩 本 照
.....なに、俺の写真とるの?笑
深 澤 辰 哉
...康二が言ってたの。


向 井 康 二
カメラは、思い出を残すことができるし、自分の"好き"も沢山残すことが出来るんやで!


深 澤 辰 哉
って。
深 澤 辰 哉
だから、俺の"好き"な人を残してるの。
岩 本 照
...ふはっ、ほんと、可愛いよなぁ...
カメラで顔を隠しているけど、耳が真っ赤になっていく彼。


そんなところも含めて、全部可愛くて大好き。
深 澤 辰 哉
...そ、外でよ外!!//
照れてる時の口調になってるのが可愛いな、と思いながら、俺はマフラーと上着を取った。
最後までご覧頂きありがとうございます🙇‍♀️

更新遅くなってしまい申し訳ありません(>< 💧‬゜

待っていてくださった方、本当にありがとうございます🥺🥺

次回、このお話完結です!!

完結後はリクエスト頂いたお話を更新するので次回もお楽しみに🫶🏻

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