第37話

# 36
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2018/09/24 06:55
マ「あなた !ただいま !!(バンッ」


『あ 、おかえり』


リ「Maria !(マリア !)」


マ「Rio, je suis à la maison.(リオ 、ただいま)
あなた 、リオのこと見といてくれてありがとね」


『ううん 、いいの 。でも 、そのお礼として英語教えてくれない ?』


マ「英語は教えないって言ったでしょ 笑
覚えてたいならこの人に教えて貰って」


マリアが差し出したのは 、誰かの電話番号 。


『これ 、誰の ?』


マ「私の友達 、日本語も喋れるからその人に教えて貰って 。じゃあね〜」


リ「Ma soeur, oui !(お姉ちゃん 、ばいばい !)」


『え 、ちょ !』


2人はあっという間に稽古場から出ていった 。


『 ……… まったく 、もう』


マリアから貰った電話番号を打ち 、呼び出しボタンを押した 。


?「プルルルルルルル ………… はい 、もしもし !」


『えと 、マリアの孫の …… ?「あなたちゃんね !」



『は 、はい』


ミ「私はミリよ 。ミリって呼んで」


『わかりました』


ミ「あなたちゃんは英語を教えてほしいのよね ?」


『そうです』


ミ「任せて 。仕事が終わったらまた電話するわ」


『あ 、ありがとうございますっ !』


ミ「じゃあまたね」


ツーツーと耳の中に音が響き 、電話が切れたことがわかった 。


優斗「え 、英語教えてもらうの ?」


『あ 、うん 。ミリさんって方に』


優斗「俺も教えてもらおうかな ?」


『だめ』


優斗「は !?なんで !?!?」


『だめはだめやし』


優斗「ちょ 、それはない !!!」









その日の夜 、寝る用意を済ませてスマホが鳴るのを待っていた 。


"百年さ ……『も 、もしもし !』


ミ「あなたちゃん 、お待たせ 。じゃあ早速教えるけど 、準備はできてる ?」


『はい !ノートもペンも準備OKです !』


ミ「ふふ 、よかった 。でもそんなものはいらない 。英語は耳で覚えていくものよ !」


『そ 、そうなんですか ?』


ミ「ええ !さあ 、始めるわよ !」


『え 、あ 、はい !』









ミ「こんなもんで大丈夫かしら ?」


『これくらいで大丈夫です !ほんとにありがとうございました !!』


ミ「いいの 。これであなたちゃんが英語喋れるようになったら今度は英語で話しましょ」


『はい !』


ミ「じゃあね 。電話してくれたらまた教えるよ !」


『ありがとうございます !失礼します !』


…………… よし 。


これで次のテストは大丈夫 、なはず !(


ピコンッ


『ん ?』


ゆうぴーですっ☆
ゆうぴーですっ☆
あなた〜
紅月
紅月
優斗くんどうしたの?
ゆうぴーですっ☆
ゆうぴーですっ☆
寝れない
ゆうぴーですっ☆
ゆうぴーですっ☆
助けて!!
紅月
紅月
知らないよ!





なんてこと言ったけど 、結局優斗くんが寝るまで付き合ってあげた私 。(

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