朝
エンデヴァーによってうなされてたらしい私は
ホークスと一緒に栄えた町を走る
喋るなんて随分余裕があるのだろうか
でもそうだ、
ホークスはプロヒーローの中でも
最速でNo.3まで上り詰めたんだ
そこらのヒーローとは違うとわかってはいたけど
自分も体力がないわけではない
むしろ自信がある方だ
私もなにか返事をしたくて
気になっていたことを口にする
なにか探りを入れるような目
焦凍はエンデヴァーに行くと思ったのに
私が行くとは思わなかった理由
私がエンデヴァーを憎んでるのがばれた?
違う、これは鎌をかけてるんだ
今までボロを出したことはないし
体育祭でエンデヴァーと話したのを見られた?
いや、ホークスはそもそも体育祭を見に来ていない
じゃあどうしてこんなことをしているのか
確かにエンデヴァーは焦凍に親バカした
緑谷くんとの戦いで焦凍が炎を使ったとき
会場に響き渡ったあの声はかなり伝説だろう。
…あんなに焦凍を気にしてたのに
私のことは気にしてなかったから?
それはあり得る
でもそれなら
まだきっとホークスは確信がないはず
私が今エンデヴァーは悪いやつだと言って
ホークスはきっと信じてくれるだろうけど
まだ、そのときじゃない
もっと復讐に最適なときがあるはず
だからホークスに明かすのはまだだ
そう結論づけた私は
いつもの笑顔を貼り付けて、誤魔化した
これは本当
これも本当
笑顔も交えて
話を逸らす
もうこれ以上は踏み入らせない
そういう合図
勘のいいホークスなら気づいてるかもしれない
だけどそのまま深掘りすることなく
喋ったからか
いつもより息の上がった状態で事務所に帰った
お風呂に入って朝ごはん
パトロールの準備をして飛び立つ
常闇くんも飛べるようになって
私とは違って最初からスピードが出てて
ホークスにすっかり追いついている
少し。
羨ましいと同時に悔しかった
ずっと気になっていた
いかにもって感じの路地裏
空から見ると路地裏とか関係なく全部が見える
さっき、その路地裏に人が入っていった
その人は前にホークスが言ってた人で
たしか指名手配のうちの1人だったはずだ
ホークスも私の指の向く方を見てわかったのか
仕事の目になったかと思えば
私たちに笑顔でとんでもないことを言ってきた
まだ私たちは護る対象なのか
当たり前のその事実も悔しくて
でもその感情の発散方法もわからないまま
常闇くんと一緒に路地裏の上に行った
常闇くんはどちらかと言うと遠距離の方が得意
間合いに入られた場合の対処がまだ得意じゃない
だから私が地上に降りて
何やら取り引き中だったケースを凍らせて
こっちに動かして貰う
そういうと指で印を結んで小さい炎を出す
…いや、小さくはないか
でもエンデヴァーや焦凍に比べれば小さい炎
これくらいの炎ならなんてことない
溶かされたところからまた凍らせればいい話だ
…だけど
援護は望めない
確かに相性最悪
でもきっと、ホークスの中の私たちの印象を変える
いい機会だ
敵は3人。
相手の懐に入って1人、みぞおち辺りを蹴る
うずくまった敵の手足と口を氷で拘束して
ツクヨミくんに任せる
呆気に取られているうちにもう1人
かかと落としをくらわせれば気絶。
こっちもツクヨミくんに任せれば残り1人。
炎を使うヴィランだ。
相手の背後にまわって振り向きざまに顔面に一発
しかし上手く受け身を取られて
ダメージはそんなに入ってないようだ
でも印が緩んだのか、炎が弱まって消える
恐らく印がなければ炎は出ない
そう踏んだ私は相手の両手両足の指を凍らせた
するとその通りだったのか慌てた様子の敵を見て
隙だらけのところに手刀
またツクヨミくんが確保してくれて
おりてきたホークスは驚いたような顔をしてた
ふと周りを見ると
いつもの赤い羽ではなく
私たちがヴィランを捕まえた、と
物珍しそうにたくさんのカメラが向けられていた
ツクヨミくんが良い感じの厨二ポーズを決める横で
私は手を振ってくれる人たちに
笑顔で手を振りかえした
そのまま人の和から抜けようと
歩くホークスの背中を追いかけてると
ふいに服の袖が引っ張られた
引っ張ったのは可愛らしいまだ幼い女の子で
私と同じくらいの長さに髪の毛を切っていた
け??
噛んじゃった、と赤く頬を染める女の子
多分今私変な顔してると思う
人生で初めてプロポーズされました
今日はある意味記念日ですね(??
視界の端に吹き出すホークスが見えて
初回から高難易度のファンサを求められてる私は
どう返そうか必死に頭をまわした
推定六歳くらいの女の子がプロポーズするのは
たしかに変ですね((
女の子と同じ目線までしゃがんで
頭をぽん、と撫でる
俯いてる顔を覗き込んで
笑顔のまま目を合わせる
そういうところは律儀なのか
うるうるした子供特有の大きな目で見つめられる
正直すっごい可愛い(
そのまま女の子は満面の笑みで親の元に駆けて行き
手を振って見送ると
ふいにパーカーのフードが持ち上げられて
私も宙に舞った
後ろを振り向くと持ち上げていたのは赤い羽で
そのままホークスとツクヨミくんがいる
屋根におろしてくれた
謎回ありがとうございました
どうしても可愛い女の子が書きたかったんです
なんでかって?
私はロリなんでね!!!
あ、ショタコンでもあります(え?
というより職場体験長いっすねすみません
次でもうそろそろ一区切りつくかなって感じです
職場体験の次は期末テスト!!
よろしくお願いしまあああす!
新作です
鬼滅×呪術で
最初の方は呪術
鬼滅は柱から登場しまーす!!!
ぜひ!!!!!!













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。