第3話

別人
181
2019/10/21 13:52



あの後、大屋さんはまさかのバス通学

僕は一人で電車に揺られた

彼女のことを知ってると言えば



名前は大屋おおやあんさん

学校は一緒。

いろいろと悩みがありそう

そして、超"泣き虫"




僕は学校に着いてからも大屋さんのあの笑顔が

忘れられなかった。
リクヲ
(大屋さーん…)
あなた
りっくん、どうしたの?笑笑
そんなに顔うつ伏せにして
みんな笑ってるよ?
リクヲ
あ、





周りを確認してみたら


みんなクスクス笑っていた
リクヲ
やってしまった。
あなた
あ!恋愛日記どうなった??!
リクヲ
さっきちょっとあって書いた
あなた
学校で書いたの??
リクヲ
うん、まあ
あなた
そこは内密じゃなきゃ
ポエマーになっちゃうよ(小声)
リクヲ
いや、そこなのね苦笑
あなた
え?違う?
リクヲ
まあ、恋愛日記は家で書きます。。
それもそうだけど書いたんだよ恋愛日記
あなた
あ!何かあった?!!
リクヲ
遅いな笑
リクヲ
うん、実はね、、




朝会ったこと全部話した

案外あなたは真剣に聞いてくれた
あなた
杏ちゃんって子か
リクヲ
なに、しみじみしてんの
あなた
さぞ、可愛かったんだろね
じゃあ早速行きますか!!
リクヲ
ええ、行くって
あなた
え、杏ちゃんの所
リクヲ
え!?で、でも
まず、同い年かも分かんないし何組かも知らないし
リクヲ
それに、…
あなた
チャンスいかさなきゃでしょ
リクヲ
あ、そうだけど、、、







***













リクヲ
そんな1組ずつ聞いてもわかるかね、、苦笑
しかも3組て…
あなた
運命だったら見つかるよ




2年3組に行く時だった


3組結構な問題児クラス。

そこはスルーしたいくらいだった

でもその時、胸がドキッとした
リクヲ
え?



朝見た同じような笑顔

でも、見た目も雰囲気も違う
リクヲ
大屋さん?…
あなた
いた?
でも、そんなふわふわな子いる?



あまりにも衝撃が大きく

かたまってしまった。



すると、大屋さんはこっちを見た


俺は咄嗟に逃げてしまった
あなた
え!ちょっとりっくん!!





「びっくりだよ、大家さん。
色んな意味で心臓がもたなかった」

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