剛典side…
さっきから一向に見つめられているのがわかる……
もちろん“吸血鬼”達に……
“吸血鬼は血を飲む”のに何でわざわざ“血を見せなきゃならない”の?
血を濡れと言われても“どうやって血を出せばいい”のか分からない……
で、でもナイフだと血は出せるけど……
ん……?
てか……
HIROさんは“塗ったらここに居るか、居たくないかがわかる”って言ってたけど本当はそんなことなくて……
契約は“ここに居る”と言う証拠になるんじゃあ……
そう考えているうちに目の前に“直人”と言う人が俺に“ナイフ”を差し出した……
俺は“バレないよう”にナイフを受け取った……
俺はナイフを自分の腕に刺そうとした……
その時だった……
俺は突然響いた声に驚き刺そうとしたナイフは腕をかすってしまった……












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!