ないこさんが そう叫ぶ
すると、美術室の真ん中で絵を描いていた人が振り返った
直感的にわかった
生きてない
この世の住人ではない、と
振り返った彼は、めんどくさそうに手を止めた
すると彼は、俺のほうを向いた
彼は 俺のコトをじっくりと見た後、絵を描くのに戻った
ないこさんも
「 そうだけどさ ~ 」
と笑みを浮かべる
彼が言っていた 力 というものは
俺になにか必要なものなのだろうか
彼は 俺に そう質問した
絵を描き続けながら、こっちを見向きもせずに
そういうと、彼はもう一度手を止めた
そして、俺の方を向いてじっと見つめた
唐突に質問してきた
え、確か ...
そう言うと、ないこさんの方に一瞬視線を向けた
え、間違ってたかな ... ?
え、こいつって ...
素直に謝ってくれた ...
怖いと思ってたけど、本当はいい子なのかもしれない
そう思っていると 彼は、椅子から降りて 俺の目の前までやってきた
赤色ポンパの髪をした彼
否、りうらさんは
笑顔で自己紹介をした















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。