第3話

題名2番。
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2023/08/21 05:04 更新
あなたはこの作者です。
この下に続く物語はある会話の一部分を取りました。
この小説になんて名前をつけますか。
題名2番。
 
『どうせ死ぬのなら貴方に殺されたい』
と言ってみた
『君のために捕まるのはごめんだ』
彼女は首を振った
『じゃあいいよ』
そう言って、彼女の目の前で海に飛び込んだらどんな顔をするんだろう。
ちょっと当てつけのものだった。
 
冗談だよ、と笑いながら海から上がると砂浜には誰もいなかった。
泳げない彼女が私を追ってくるなんて考えもしなかったのだ。
 
慌てて水中を見渡すと、遠くで沈んでゆく彼女と目が合った。
頭はフル回転しているのに、脳が理解を拒んで覚束ない。
もう間に合わない、という真実だけを突きつけられ、ただ霞んでいく彼女を見つめた。
 
長い黒髪、虚ろな目、暗い海の底に白い肌が飲み込まれていくその様は
身の毛がよだつほど美しかった。

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