第15話

ここまでの経緯
204
2023/06/17 01:54
ここの近く…とある施設があった…、
この施設は、子供を預かり…育てるといった施設らしいが…、
教育委員会の件などがあったので、正直俺らは黒とみていた…。
でも、根拠も何もなしに言いつけるのはよくないので、警察委員会の会長…、仏渦さんの提案、誰か一人がこの施設に足を踏み込むという作戦を立てた…、
それは良い、別に良いんだが……、
なんで………、
貳
なんで俺なんですかぁーー!!
平和
平和
君が一番適任だから、
平和
平和
ごめんちゃい☆
貳
ごめんちゃい☆じゃないですよ!!
仏渦
仏渦
(こいつ…、雑用を全部片方に押し付けたな…w)
貳
マジで何で俺なんですか!?しかも俺大人だし…、
平和
平和
ゑ?そなの?
貳
そうですよ!!30は越えてますよ!!
平和
平和
マジかぁ……、
時文
時文
まぁ、年齢に関しては俺が何とかできるっすので安心してくださいっす。
平和
平和
おっ!さんきゅー!
貳
いや…だからなんで俺やる前提なんでs((
解
では、レッツゴー!!
貳
おいぃぃぃぃい!!!!
双
…とりま、こんな感じでいいか?
全員
…え?
双
全員
かかかかかか……、
全員
可愛いぃ!?
双
…は!?
時文
時文
す、凄い…、人ってこんな変わるんだ…、
解
ほらほら!本番みたいに演技しろなのです!
双
はぁ…えーっと…、
双
は、初めまして……ですよね?…貴方のお名前は…?
双
あ、私は双と言います!よろしくお願いします!
全員
グハッ
双
……、
平和
平和
今回は女で行くんだね?
双
はい、そっちの方が演じやすいし……、
仏渦
仏渦
お前……、
仏渦
仏渦
交通委員会会長やめて役者になったらどうだ?
双
やりませんよ?
双
ふぅー…とにかく、行ってくるわ……、
全員
行ってらー!
双
あ、あの……、
研究員
研究員
誰だてめぇは!!
双
ひゃぁ!?す、すみません…!少し……、道に迷ってしまって………、私…っ
うぃー…めんどくせぇ…、
研究員
研究員
おい、このガキどうするか?……。
研究員
研究員
………とりあえず中に入れようぜ……、
研究員
研究員
了解……。
全部聞こえるっつうの…
研究員
研究員
お嬢ちゃん、怖がらせてしまってごめんね?
安心しろ、全然怖くねぇから☆
研究員
研究員
今、中に入れてあげるからな?
双
あ、ありがとうございます!
まぁ、なんやかんやあったが……。
良いな、面白そうな奴らがいっぱいいる…、
双
無能
無能
………、
その時、一人で過ごしている少女にあった…。
双
あの!
無能
無能
へ!?な、なに?
その子は、びっくりしたような反応をした。
その子の名前は、‟無能”らしい…、
…は?ネーミングセンスなさ過ぎだr((
俺は、この子にあだ名をつけた。
双
じゃあ、むぅちゃん…!
むぅ……、自分では気に入ったあだ名だ…、
俺は、むぅと友達になった…。
むぅは天然なのか、すぐ体中が傷だらけになったりしていた…。
まぁ、なんですぐ傷だらけになる理由を知るのも遅くはなかった…。
むぅは、いじめられていた…、
刹那と春とは、結構仲も良くてほとんどの性格は知ったが…、こんな一面があると知って、ちょっと意外だった。
その時、昔の記憶を思い出した……、
俺は、拷問いじめをしてた…。罪のない人を…、苦しめていた…、傷つけていた…。
もうやめたけど……、今でも思い出す、夢に出てくる……それが恐怖で仕方なかった……。
そして、俺は思った…、それを知ってるのは俺だけ……、だから、こいつらの気持ちを知ってるのも俺だけ…。
俺は、自分の感じたことを思い出しながら話した……。
夜中、目を覚ました……。
なぜかわからないけど…眠れない……、目的のためにも、俺は施設内を探索した……。
その時、
双
むぅちゃん?
むぅが、廊下でうずくまっていた…。
隣には吐いた後…、体調でも悪いのかな?
彼女に話しかけてみても、むぅはしゃべれる状態じゃなかった…。
その時俺は気づいた…、
双
(…トラウマか…、)
俺は、とりあえず吐いたところを掃除した。
ちょっとした時…、彼女は話してくれた。
そして……、
この施設は黒だという事がハッキリした…。
双
(さすがだな!むぅ!)
俺は、心の中でむぅにそう言った。

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