第8話

【禁書『悪喰の龍について』】の引用神話
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2023/04/21 14:00 更新
































其れ、即ち古来より伝わる七つの大罪也


七つの獣、大罪を象徴す


大罪を模す七つは相対せず


唯一、『悪喰』のみが孤立せし


悪喰、ある時怠惰を喰らう


次に嫉妬、傲慢、強欲、色欲


最後の憤怒は悪喰に問うた


「汝、何故喰らう」


「喰らわば我は孤独でなかろうよ?」


かの龍、七つ全ての力を行使す


其れは、憤怒を喰らう後、眠りについた


次に起きるとき、かの龍はこの世を喰らうだろう


いや、此岸のみならず彼岸さえも


かの龍は卵になりて依代を待つ


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???’s dream



小娘.....


いつまで意地を張っている?


周りは、人間共はお前を悉く捨てている


全て、全て喰らい、壊せば良いものを


何のための力だ
小娘
.......!?
苦しいだろう?


お前は所詮『卵』、その殻でしかない


我が外殻を割ろうとすればお前には苦しみが襲う


まぁ、その様が面白いのだが
小娘
っ!......ああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!


これを人間は『性癖』とでも言うんだったか


なぁ小娘よ


いつまでこの悪夢を見続けるつもりだ?


我に委ねれば良いものを


まぁよい


汝が委ねぬというのなら


我は汝が委ねるか、消え去るまで待とうぞ


なに、汝が死んだとて我は困らん


ただ正しい「孵化」のときが来るだけよ


可愛い我の小娘



依代よ...

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