第3話

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2023/12/17 06:56
Edd
あ、そこのイスに座っといて~
Edd
すぐに料理だすからさ
あなた
はーい







私はイスに座り周りを見る。

家の中にいることに改めてドキッとする。


もう外にいて寒い思いをすることはなくなった。
もう1人でひたすらさみしい思いをすることは終わった。
もうお金を集めるためにギターを弾く必要はない。








Edd
おーい!あなた!!




突然、彼が私を呼んだ。


あなた
あ、はいっ!
Edd
みんなを起こしてきてくれない?
あなた
りょうかいです!







どうやら頼み事らしい、
成人してるからと言って自分で起きれるとは限らない。
どうでもいいことを改めて実感する。


住ませてもらっている身からして、
頼み事はしっかりとするべきだろう。




私はイスから降りて、
階段へと向かった。











あなた
まずはMattさんからだね



コンコン


あなた
失礼しまーす




部屋に入った瞬間Mattさんと目が合った。



あなた
あ、起きてた



Matt
あ、やっぱり来た!
Matt
あなた、おはよーーーう!!
あなた
わっ!?




Mattさんが勢いよく両手を広げて抱きついてきた。


思わず転げそうになる。



あなた
(成人済み男性のお、重みが・・・)







私はMattさんの背中をポンポンと
優しくたたいた。




察したのか、
すぐに私から離れた。




あなた
起きてたなら降りてきてくださいよ~
Matt
ごめんごめんw





Matt
いつもはEddが来るからさ
Matt
もしかしたら今日はEddがあなたに
頼むかも!
Matt
って思って・・・



Matt
部屋で待ってた!
あなた
(なるほどそういうことか・・・)
Matt
嫌だった・・・?
あなた
あ、いえ!そんなことはないです!!
Matt
なら安心!





あなた
ほかの人も起こしてくるので
先に行っててくださーい
Matt
おっけい!










コンコン







私はTordさんの部屋のドアをノックした。






あなた
失礼しまーす
あなた
・・・あれ、いない?






部屋に入ったけど誰もいなかった。







部屋の中には大きなパソコン。


たくさんの本。

たくさんの工具があった。


そして壁には、
少し大人なポスター。









あなた
これは・・・
あなた
Trodさんのこと少し警戒した方がいいかな・・・?





あなた
つ、次行こ!













コンコン






あなた
(最後はTomさんの部屋だ)
あなた
(Tordさんの部屋みたいに大人なポスターとか
 貼ってないといいけど・・・)





部屋に入りTomさんを探す。



















いた。











ぐっすり眠っている。





ついでにあたりをもう一回見まわす。




大人なポスターはない。
シンプルできれいな部屋だ。




あなた
ふう




あなた
起こしますか・・・




私はTomさんにゆっくりと歩みよった。




あなた
Tomさーん、起きて~!!



私はTomさんの体を揺さぶる。







すると、突然Tomさんの手が私の腕をつかんだ。






あなた
へっ!?




そして勢いよく自分の方へと引っ張った。







何が起こったのかわからなかった。



私はおそるおそる目を開ける・・・







なんとTomさんのベッドの中に入っていたのだ。

おまけにTomさんに抱きしめられている。






あなた
/////!?





Tom
トミィ・・・ベア~・・・




どうやら私を何かと間違えて抱きついてるらしい。



あなた
(わ、私トミーベア・・・?じゃないって///)



抜け出そうと一生懸命もがくけど、

もがけばもがくほど、
抱きしめる力が強くなっていく。




もう助けを待つしかないだろう・・・












体がとても熱い。






男性のベッド

  +

抱きしめられている

  +

ベッドが暖かい




この3コンボで
本当にガチでヤバい。




あなた
(誰か・・・早くっ!)












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