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第1話

僕のセフレ
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2026/06/25 14:46 更新


僕こと、風楽奏斗には3人のセフレがいる。

その相手は全員、僕と同世代――しかも男だ。

自分でも正直驚いている。もしかして僕って、自分で気づいていなかっただけでゲイだったのだろうか……?めっちゃ汚い話だけど今までそういうことを想像したのは女性だけだった。本当に分からない。

さて、みんなが気になっているであろうセフレの話をしよう。

問題は、その関係性における役割分担だ。まあ、はっきり言ってしまえば、リードする側か受け入れる側か、という話である。

そして、なんとこの僕が受け入れる側を担当している。

この僕が!!

マフィアの息子であるこの僕が!!

最初こそ、3人にどう接すればいいのか悩んだものだが、今ではもう慣れっこだ。

セフレという関係自体を悪いものだとは思っていない。

だけど、どうして――

――同期とそんな関係になってしまったんだろう……。



﹋﹋﹋﹋﹋



今日は、配信後の朝にしては少し早い起床だ。

そう、今日はVoltactionの撮影がある日だ。だが、気が気ではない。その理由ははっきりしている。あの3人だ。いや、"セフレ"の3人だ。

別にVoltactionのみんなが嫌いなわけじゃない。実際、撮影は楽しいし、あいつらとのじゃれ合いも嫌いじゃない。問題は撮影中ではない。その後だ。

ほぼ確実と言っていいほど、Voltactionの撮影後には誰かしらに捕まるのだ。
VTuberという職業柄、あまり外には出ない。そのため、誰にも会わない日が続く。結果として、相手は欲求を溜め込み、それを僕で発散してくるのだ。

あまりにも頭が痛くなる話題で、僕は思わずため息をついた。
まったく、3人そろって僕を相手にしなくたっていいだろう。顔がいいんだから、ほかに相手なんていくらでも見つかるはずだ。

それに対してなのか、どうなのか、よく分かってないが、僕に気を使っているのか最近結構な頻度で珍しい‪"ジュース"をくれる。まぁ、あいつらもこの関係に対して少し違和感を持っているはずだ。
特に変な意味はないだろう。意味はあっても僕に対しての気遣いだろう。

……まあ、あいつらもこの仕事をしている以上、下手なことはできないか。ファン商売みたいなものだし。
自分で自問自答して、なんだか虚しくなってきた。

考え事をしながらぼんやりと準備していたら、出なければならない時間を10分も過ぎていた。

思わずきれいな二度見をしてしまう。
というか、かなりまずい……。
このままじゃ遅刻だ。車で行かなければ確実に間に合わない。

僕は遅刻のことを最優先に考え、後先も考えずにLINEの一番上にある名前へ電話をかけた。
着信音が鳴っている間に気づく。
(これ、まずいやつだ。)
電源ボタンを押し、慌ててキャンセルしようとする。だが、その前に――

『もしも〜し、奏斗。なんかあったん? もしかして遅刻しそうなん?』

そう、あいつだ。セフレその1こと渡会雲雀が電話に出てしまったのだ。
そのことに焦りすぎて、勢いのまま――
「う、うん」
と答えてしまった。

『あ、やっぱし? 準備できてるんなら、すぐ出てきな〜。奏斗のマンション近くのコンビニに停めとるから』

こいつ……僕が遅刻しそうなことを予想して待機してたな……?

まあ、助かるから別にいいんだけど。

でもなぁ、その後のことを考えると……。

「はぁ……」

『? 奏斗? どうしたん?』

「んぇ?あっ、 なんにもないよ! あと、雲雀、コンビニって△△で合ってる?」

『合ってる合ってる。じゃあ待っとるな』

「うん、今から行くね」

通話が切れ、ツー、ツー、と無機質な電子音がスマホから流れる。

その瞬間、僕は確信した。

(これ、絶対あとで誘われるやつだ……)

遅刻しないよう急いで向かおうとするが、なぜか足が重い。

原因はわかっている。雲雀のことだ。

頭では理解しているのに、体がそれについていけていない。

けれど、このままでは僕だけじゃなく、迎えに来てくれた雲雀まで遅刻させてしまう。

僕は重たい足をなんとか動かし、マンションを後にした。

雲雀が待っているであろうコンビニへ向かうため、角を右に曲がる。

すると、ほどなくして見慣れたコンビニが視界に入った。

同時に、その駐車場に停まっている雲雀の車も見つける。

雲雀はこちらに気づいたらしく、運転席の窓越しに顔を向けると、屈託のない笑みを浮かべながら手を振ってきた。

その笑顔に応えるように、僕も軽く手を振り返しながら車へ近づく。

ドアに手をかける。

「おはよう」

そう声をかけながら車内へ乗り込んだ。

――どうか、今日一日が平和に終わりますように。

そんなことを願いながら。


―――

心を無にして窓の外の景色を眺める。

雲雀はというと、車内に流れている曲に合わせて鼻歌を口ずさんでいた。

二人の間には、どこか気まずい静寂が流れている。

僕はずっと外を見つめながら、ぼんやりと時間を過ごしていた。

すると、不意に車が停止する。

前方を見ると赤信号だった。

……少し気まずい。

もともと雲雀とは親友のような関係で、無言の時間だって苦ではなかった。

けれど、関係が変わってからは違う。

以前なら何とも思わなかった沈黙さえ、今は妙に意識してしまうのだ。

気まずさから逃げるように視線を外へ戻そうとした、その時だった。

ふいに僕の右手に温もりが重なる。

驚いて視線を落とせば、雲雀の手だった。

言葉はない。

けれど、それだけで十分伝わった。

雲雀なりの夜のお誘いだ。だんだんこれが夜のお誘いと習慣になっているため分かりやすい。

……まぁ、僕の返事は1つしかない。これを飲み込むことだ。

以前明日カゲツとの配信があるからって断ったら、配信が切れた直後に喰われた。
いつもの優しい雲雀はいなくて、理性がない雲雀だった。ちゃんと泣かされた。

その日の夜はいつもよりもうんっと長く感じた。

返事をするようにそっと手を握り返す。

すると雲雀は、こちらの顔を覗き込むようにしながら、目を細めた。

その笑顔は、いつもと変わらないものだった。



―――

「おはよう〜!! 二人とも!!」

雲雀は朝からやけに機嫌がいい。

その様子に、僕はなんとなく嫌な予感を覚えた。

思わず2人の様子を伺ってしまう。

「おはよ……」

対する僕の挨拶は、我ながら驚くほど元気がない。

「…おはよ。奏斗、約束覚えてる?」
僕はセラフの一言に怯えた。そう僕は前セラに、セラレその3――セラフダズルガーデンに『俺以外の送迎でスタジオ来ないでね?』と伝えられた。その時のセラは熱を帯びた目線で有無を言わされざるおえなかった。
嘘をついてもどうせバレるんだ。僕は首を上下に動かした。

「おはようございます。2人とも一緒に来たんですか?」

「どうせ奏斗が遅刻しそうだったから、雲雀に迎えに来てもらったんでしょォ?」

「んはっ!! やっぱりバレたか!!」

「…まあ、表情が物語ってるよね〜」

「なんだと?!」

鳥たちがわいわい騒いでいる間に、セフレその2――四季凪アキラがこちらへ歩み寄ってきた。

「奏斗、大丈夫そうですか? 少し顔色が悪いですよ」

この男は、ほかの二人に比べてよく僕のこと気遣ってくれる。(夜のこと)

夜のことも、僕に合わせてくれて。うん、セフレじゃなきゃ惚れてたね!!

そういうところもあって、僕はアキラに助けられることが多かった。

「うん、ありがとう、アキラ。僕は平気だよ」

「そうですか? でも、無理はしないでくださいね」

「……ははっ」

優しく声をかけられると、なんだかむず痒い気持ちになる。

最初こそは照れてしまっていたけれど、今では乾いた笑いしか出てこない。アキラ含めてこのセフレたちは僕のことを恋人のように扱ってくる。
そのせいで最近はセフレなのか恋人なのかまったくわからなくなる。

アキラはふと、騒いでいる二人のほうへ視線を向けた。

雲雀とセラフは、相変わらず子どものようにじゃれ合っている。

ここだけ切り取れば、微笑ましい光景なんだけどなぁ……。

「奏斗、」
アキラが僕の名前を呼ぶ。目線をアキラの方に戻しながら、どうしたと口にしようとした。が、それはアキラによって唇を塞がれてしまった。

アキラの舌が僕の口内に侵入する。上顎、歯並び、舌同士を絡まれたら、もう僕は抵抗できなくなる。

「、んぅ.../ふっ…ハァ…/」
アキラに耳を塞がれ、生々しい水音しか聞こえない。それだけでも体は反応して。僕はもう戻れないんだなと悟う。

「…んぁ、/んんっ、ふぅ…//」
3人のセフレに開発された口内はたったこれだけの刺激でビクビクしてしまう。…そろそろ息が足りなくなる。

アキラに息が続かない、と教えるために肩をトントンっと軽く叩く。すると動きが止まり、舌が僕の中からでていく。少し残念そうに思うのは何故だろう。
最後にお互いの混じった唾液で互いを繋ぐ。

今の僕は酷い顔しているんだろうなと密かに思う。3人はいつも可愛いとフォローしてくれるが。いや可愛いも別にフォローになってないな…まぁ、ちょっとばかし嬉しい気持ちもあるような…?

「あ‪”‬ーーッ!!アキラ奏斗を独り占めすんなよ!!ずるいぞ!!!」
「いや、それセラ夫が言うなら分かりますが、たらいが言うんですか?あなたたち一緒に来たでしょ?上書きってやつですよ。上書き。」
「んはっ奏斗可愛い〜顔トロトロじゃ~ん」
「…アキラが悪いんだから」
「ははっ手加減はしたんですけどね」
「お前ら!俺の奏斗から離れろよ!」
「いやお前のじゃねえよ」
「なーそうだよなー奏斗♡今日相手してくれるもんな〜♡」

「ほぅ?」
「……」

僕は今期最大に渡会雲雀を恨んだ。雲雀のバカバカバカ泣泣!!これ今度激しくされるやつじゃん泣泣!!
「…やめてよ雲雀人前でそういうこと言うの…」
「あーごめんなやっぱ2人だけの秘密が良かったよな?ごめんな?奏斗♡?」
「そういうことじゃなくて…」

「奏斗」
「ひゃい!」
不意に名前を呼ばれ、思わず変な声が出た。
声の主は、Voltaction最年少のセラフ・ダズルガーデンだ。
186cmという高身長も相まって、ただ立っているだけなのに妙な威圧感がある。

セラは鞄の中を探ると、何かを取り出した。
その仕草だけで、僕は嫌な予感を覚える。
「奏斗、ちょっとトイレ行こっか」
「……スタッフが来るまで、あと三十分もないけど」
「大丈夫だよ」
即答だった。
「奏斗なら平気でしょ?」
「……」
反論したい。
したいのだが、こういう時のセラは人の話を聞かない。
「じゃあ行こっか」
セラはそう言って、こちらを覗き込むように微笑んだ。
その笑顔は穏やかなはずなのに、不思議と有無を言わせない力がある。
結局僕は何も言えず、小さくため息をついて後を追った。
四季凪アキラと渡会雲雀は、何も言わずに去っていく二人の背中を見つめていた。

アキラはじっと風楽を目で追う。
その表情には呆れと心配が入り混じっていた。
一方の雲雀は、ただ黙って風楽だけを見つめている。
その視線は真っ直ぐで、周囲の誰にも向けられていない。
まるで獲物を見つけた猛獣のような鋭さを帯びていた。

ただ1人、その視線の意味に気づいていない者がいた。彼はこれから起きることに備えるように深呼吸している。
その行為は快楽に陥ることはできるが、精神面、身体面で傷を負うことがある。だから彼の中では決まっているその行為が始まる前には心を無にすること。じゃないと原型が保てないから。でも最近は慣れのせいか精神面が特に楽になった。自分でも嫌な成長だなとは思っている。


「奏斗。手、繋ぎたいな」
「うん、分かった」

これが仲間とすることなんだろうか。そんなこと考えはとうの昔に捨てたことだった。
少し気持ち悪く感じる。3人の性奴隷になって、でも対応は恋人みたいで、その行為に使う身体の場所は本来の目的に使うものじゃなくて、意味もなくキスもしてきて、優しくされて、最近は朝になるとだいたい記憶はないのに身体は痛くて、そしたら隣に3人がいて、意味もないのにお出かけして、表面上でだけでも明るくして、でも最近は表面上だけじゃダメになって無理矢理自己暗示して、そのせいで本当の僕ってなんだか分からなくて。
最近境界線が危うくて、難しい。

ぐるぐる思考回路をめぐっていると多目的トイレに着いた。事務所のトイレは多目的トイレは複数あってこういう時に僕らに使われがちだ。

セラに手を引かれる。鍵を閉め、セラに匂いを嗅がれるように抱きしめられる。
「…やっぱ、奏斗の匂いしない。」
「、…ヒバの車で来たからかな…」
「前言ったよね?俺以外の送迎ダメって言ったじゃん」
「……ごめん、間違えて雲雀に電話かけちゃった」
「そっか、でも‪‪”‬‪約束”‬は約束だからね。激しくしちゃうね?」
「……うん、」

セラに顎をもちあげられ無理矢理目線を合わせられる。目があったところでアキラとしたように口をふさがれる。最初は角度を変え触れ合うだけのキスだったが、今度は本格的に舌をいれられる。またもや耳を塞がれ水音しか聞こえてこない。
「んっ… 、ふぁ…//んんっ//」
それだけ僕の身体は反応してしまう。セラと僕とじゃやっぱり力の差がある。そのせいで息がもつ時間はもちろん違う。
こういうのは鼻で息をするもんだと言われているけど実際できっこない。セラに必死の抵抗をする。するとようやく解放された。僕は呼吸が恋しくて、必死に酸素を吸う。セラは少し息が乱れただけで、こんなにも違いがある。羞恥心がいっきに顔にきた。そんな僕の顔を見て満足したのか、すごく笑顔だ。
そんな可愛らしい笑みを見せられたら仲間が大好きな僕としては同じような顔をしてしまう。

ん?大好き?いや僕らはセフレ関係であって、でも同期であり仲間であり信頼関係でもあるわけだし…
僕らの関係ってなに?



「奏斗、好きだよ」
恋人である、セラフに突然そう告げられる。急に言われるのはなんだかむず痒くて僕には合わない。
え?今僕なんて言った?‪”‬‪恋人”‬?違う違うそんなの僕らの関係じゃない。じゃあなんて?たしか、ただセラたちとは大好きなセフレで…え?大好き?セフレに対して?違う違う違う違う違う違うこんなの僕心から思ってない。なにこの感覚、僕の感情と僕じゃない感情が心から出てくる。なにこの感覚気持ち悪い。たしかに僕はvoltactionのみんなが大切で大好きなのは違いないけど、?でも待って僕は3人のことが大好き。違う違う違う違う違う僕は恋愛対象として3人をみてない。3人も同じように僕のことが大好き。

違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違うこれは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰これは誰3人とも大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好きやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだこんなの僕じゃないこんなの僕じゃないこんなの僕じゃないこんなの僕じゃないこんなの僕じゃないこんなの僕じゃないこんなの僕じゃないこんなの僕じゃないこんなの僕こんなの僕じゃないこんなの僕じゃないこんなの僕じゃない。じゃあだれ?






ぼくか、




…なぁんだ簡単なことだったんだ。





「…僕も大好きだよセラ…」

「……良かった、薬効いたんだ」

「…?薬ってなに?」

「奏斗には内緒だよ」

「?うん、よく分かんないけど分かった!…ねぇセラフ…僕続きシたいな…?」

「ふふ…いいよ、手加減しないからね♡」

「もちろん♡」








‎﹋‎﹋‎﹋‎﹋‎﹋‎﹋‎﹋‎﹋‎﹋‎﹋

奏斗とセラフが部屋からでていく。室内は俺とアキラだけになる。

「…アキラ、奏斗の件どうなった?」
「あぁ、‪"薬"のことですか?たしか効き目は今日か明日には堕ちるはずですが…まぁ、セラ夫がちょうど堕としにいったのでおそらく今日になるんじゃないでしょうか」
「なるほどな…てかアキラ!!奏斗とべろちゅーしやがって!!」
「そのことについてはすみませんって!!だって確かめる方法がそれしかなかったんだよ!!」
「…まぁ、今夜は俺が奏斗の相手するからな!!邪魔すんなよ!!」
「分かってますから!!」

俺たち3人は前から奏斗に好意を寄せてた。3人は裏切るのだけはダメという条件でアピールをする。その条件を前提として奏斗にアピールするのは難しいけど、少しその時間だけ特別に思えて。だけど、奏斗は全然気づかなくて、元裏社会の人間とは到底思えないほど恋愛に疎かった。

そこまでは良かった。
けど、ある日奏斗が1度だけ裏社会の人間から薬を飲まされた。
それは即時せいであるが、短時間で効果は消えてしまうものだった。
なぜ奏斗が薬を飲まされたかというと俺とアキラとセラフを奏斗の手で殺させようとした。

その裏社会の人間共はたまたまvoltactionの全員に恨みを持っていた。風楽家には力で抑えられ、セラフにはボスを暗殺され、アキラには情報を売られたり、最後の頼みの財産を俺に盗まれ、全てが俺たちのせいで底辺に落ちたと述べてた。

いい事に俺らが奏斗に想いを寄せていることを知り、奏斗には手を出せないと考え、3人を暗殺させたあとに効果が切れそのまま自害させるという作戦。なんとも腹立たしいことだった。思い出す今でも手に力が入る。

しかも性格が悪いことに奏斗に"恋人"と思わせる素振りをするという洗脳付きで。
まぁ、違和感しかなかったので無事セラフが気絶させ
、セラフの腕に中に収まった。

だけど俺は恋人のように奏斗が接してきて頭から離れなかった。
もし、奏斗が恋人だったら、抱きしめてきてくれて、俺にだけ見せる顔もしてくれて、voltactionの撮影とか一緒に行って、手を繋いでデートしたり、それで奏斗が照れて怒るけど手を自分からは離さなくて、一緒に晩飯食って、一緒のベットで寝て、夜は愛してあって、そんな存在しない記憶が頭にフラッシュバックしてきて。

だけどそれは俺だけじゃなかった。表情で分かる。セラフは無言で抱えている奏斗を抱きしめた。アキラは奏斗に近づいて頭を撫でた。…やっぱり2人して俺と同じこと考えてたんだ。







そしたらもう簡単だ。












「なぁ、2人とも」
2人ともこちらに目線を向ける。

























「この薬利用しねぇか?」






















































僕こと、風楽奏斗には3人の恋人がいる。

その相手は全員、僕と同世代――しかも男だ。



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