第294話

Episode291…バスの席
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2026/02/20 11:00 更新
大会の前々日の夜の出発___


1年の時はインフルエンザになって

みんなと一緒に春高に行けなくて

自宅療養期間を経て

お父さんに付き添ってもらって

3回戦から観戦した。

今回は

体調管理も気を付けて

万全な状態でみんなと一緒に行ける。


この夜に出発するバスの感じも懐かしい。


でも

これがあたし達3年にとっては最後。


勝っても負けても

この大会が終われば引退する。


荷物を積んでバスに乗る。


北原 凛
山咲先輩、一緒に座りませんか?

北原さんに誘われる。
あなた
いいよ〜
どこが空いてるかな〜

と言ったものの…

席を探していると

突然腕を引かれて座らされる。
あなた
え?
振り返ると、そこには月島くん。
月島 蛍
君は、ここでしょ。
北原 凛
え?
月島 蛍
何?
北原 凛
いえ…何でもないです。
私、谷地先輩と座るので!

そう言って

北原さんは言ってしまった。
あなた
あ、北原さん…
月島 蛍
はい、君は奥ね。

月島くんは

あたしを窓側の席に座らせる。

あたし達を見て

他の1・2年生が

「あの月島さんが!?」的な感じで

ザワついているのがわかる。
あなた
……………
月島 蛍
何?
あなた
月島くん、いつも強引なのよ…
普通に誘ってくれればいいのに。
月島 蛍
分かった。
じゃあ、君の言う通り普通に誘う。
あなた
月島 蛍
帰りのバスも僕の隣に座って。
あなた
………はい。




【谷地&北原の会話】
北原 凛
山咲先輩と月島先輩って
やっぱり付き合ってるんですか?
谷地 仁花
いや…
付き合ってはいないと思うんだけど。
北原 凛
確かに…前に山咲先輩に聞いた時も「付き合ってない」とは言ってました。
でも、あの2人の距離感おかしくないですか?
谷地 仁花
ん〜…
あの2人は1年生の時からあんな感じ…だからなぁ。
北原 凛
じゃあ…たまに練習を見に来てる関西弁の綺麗な人が、月島先輩の彼女ってことですかね?
谷地 仁花
さ、さぁ…私も月島くんとはそういう話したことないから分からないなぁ。
北原 凛
美男美女の三角関係かぁ…萌えますね。
谷地 仁花
……………

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