第47話

心配
304
2026/06/30 09:00 更新
爆豪くんは外に出ていこうとした
夜凪 あなた
爆豪くん!右手大丈夫なの?!
思わず声が出た。

さっきの爆発を見ていたせいで、嫌でも気になってしまう。

あの使い方は明らかに負荷が大きいはずで――

しかも、まだ完全に回復しているじゃないかもしれない。
夜凪 あなた
そんなに個性使ったら、傷が悪化して…
言い終わる前に。

ぴしっ。

軽い衝撃が額に落ちた。
夜凪 あなた
いっ……!!
デコピン。

けど、普通に痛い。

地味に痛い。

いや、むしろちゃんと痛い。

爆豪くんは、何事もなかったみたいな顔で手を引っ込める。
爆豪 勝己
俺の事心配するより、てめぇの心配しろや
低い声で、ちょっと苛立ったように言う。

でもその目は、さっきまでの戦闘中の鋭さとは違って、ちゃんとこっちを見ていた。
爆豪 勝己
足怪我してんだろ
言われて、思わず言葉が詰まる。

確かに、昨日崖から落ちた時の痛みはまだ残ってる。

でも、それより今は――
夜凪 あなた
でも、爆豪くんの方が……
爆豪 勝己
うるせぇ、こんなもん平気だ









拘束された男たちの話を聞き終えた相澤先生が近くに来た
相澤先生
あいつらは以前から登山客の狙っていた奴らだ
相澤先生
この山には来ないと思っていたが、甘かった
芦戸 三奈
んもぉ!本当に怖かったんですよ?!
芦戸 三奈
崖から落ちたんですよ?!
切島 鋭児郎
個性は使えねぇし、夜凪は足を怪我しちまうし
相澤先生
夜凪大丈夫か
夜凪 あなた
はい、痛みますが……
相澤先生
見せてみろ




相澤先生は足首を触診した


相澤先生
……折れてはいないが、ヒビが入ってるかもな
相澤先生
かなり腫れてる
芦戸 三奈
ヒビ?!
相澤先生
あいつらの中に触れた物を動かせる個性、対象物に触った人物の個性を消せる個性
切島 鋭児郎
対象物???
相澤先生
今回は岩に個性を掛けていたらしい
芦戸 三奈
岩って……私が座ってたやつか?!
夜凪 あなた
あの、丸い大きな岩……
相澤先生
触ったのを確認し、崖崩れを起こしたらしい
芦戸 三奈
じゃあ元から狙われてたの?!
相澤先生
誰かしらを連れ去ろうとしていたんだろう
芦戸 三奈
はぁ……みんな無事で良かったぁぁ
相澤先生
後は警察が動く
相澤先生
宿に戻るぞ



私は肩を借りながら宿へと戻った




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