爆豪くんは外に出ていこうとした
思わず声が出た。
さっきの爆発を見ていたせいで、嫌でも気になってしまう。
あの使い方は明らかに負荷が大きいはずで――
しかも、まだ完全に回復しているじゃないかもしれない。
言い終わる前に。
ぴしっ。
軽い衝撃が額に落ちた。
デコピン。
けど、普通に痛い。
地味に痛い。
いや、むしろちゃんと痛い。
爆豪くんは、何事もなかったみたいな顔で手を引っ込める。
低い声で、ちょっと苛立ったように言う。
でもその目は、さっきまでの戦闘中の鋭さとは違って、ちゃんとこっちを見ていた。
言われて、思わず言葉が詰まる。
確かに、昨日崖から落ちた時の痛みはまだ残ってる。
でも、それより今は――
拘束された男たちの話を聞き終えた相澤先生が近くに来た
相澤先生は足首を触診した
私は肩を借りながら宿へと戻った













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!