そう言って拓也は、とても嬉しそうな顔で俺のことを見た
知ってる
知ってるよ
けど、俺はまだ…
拓也には、俺の考えていることはお見通しだった
拓也はみんなから愛されていた
その拓也の心臓を俺は受け継いで…。
みんなは、俺のことをどう思っているんだろ
ただ、今は不安しかなかった
急な拓也の質問に驚いた
けど、その質問の答えは決まってる
何ものにも変えられない、大切な存在
優しく拓也はそう言った
拓也の言葉に、嘘偽りは感じられなかった
BUDDiiSは、10人でBUDDiiS…
BUDDiiSは1人も欠けちゃいけない
そう書いたのは誰でもない、拓也だ
だけど……
拓也の笑顔は、いつも俺を励ましてくれる
どんなにキツくても、苦しくても
いつでも拓也は俺に前を向かてくれた
もう下を向くのはやめよう
こんなんじゃ、誰も喜んでくれないから
ずっと俺は拓也に助けられてきた
なにか、少しでも恩返しがしたい













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!