ここ反社なのに、そんな親切なんだ。
ウケる。
一応、感謝の意は表しておく。
怒らせて、お亡くなりとか嫌だしね。
いばらく前から後ろに控えていた人を見る。
髪の毛ツヤツヤだし、まつげ長いし、めっちゃかわいいんだけど!?
案内してもらってるのはいいんだけど、さっきからずっと沈黙が続いていて、少し気まずい。
私がそう言うと、三途さん?は階段を登る足を止めた。
三途side
マイキーから呼び出され、何事かと思って、走っていくと一人の女がいた。
後ろ姿だけ見た感じ、ちっこくて細かった。
マイキーから頼まれ、俺の名前が呼ばれたとき、そいつがこっちを向いた。
目は少し垂れ目で、常にどこを見ているのだかわからない。
まるで抜け殻みたいな奴だった。
案内するときずっとそんなことを考えていた。
そいつが急に話した。
俺等にビビって話せないのかと思っていたが違った。
声も高くなく、落ち着く。
少し気に入らないところがあると言ったら、灰谷に少し似ているところだ。
俺はもうその瞬間から、そいつに恋をした。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。