「今更すぎなんだけど…この作品…もしかして誰か宣伝とかしてたりする…?してるんだったらコメントで教えてほしいな……」
『…れい…何やってるの…?』
「あ、ううん…何もやってないよ……」
「とりあえずセカイに帰ってきたのはいいんだけど……」
「…なんで…雪原地帯に…?」
「…あれ…?よく見てみると…姉さん…なんかツノが生えてるような…気のせいかな…?」
『…れいが何かを隠してるのはわかる…けど…問い詰めないはしない……問い詰めるのは可哀想だから……これが…私の親切心…だと思う……』
「…いや……今は気にする必要ないか…どっちみち……姉さんなのには…変わりないからね」
『…住処といっても…ただの仮の住処…また移動するかもしれない…その時は……れいは置いて行くことにする…弟を…危険に晒すわけにはいかないから……』
「……なんだろう…獲物にされる気が……するなぁ…」
「……あ…奏さんだ…でも…僕の事を客人と勘違いしてる…やっぱり…姉さん…僕の存在隠してたんだ………」
「…あ、姉さんが弁解してくれた……」
〈今日…まふゆがつれてきたお客さんは私の名
前を知っていたから驚いた…けどそれはまふゆが教えたからだった。また住処を変える事になりそう……〉
「…あ…また一人顔を出した…やっぱり…ここの人たち…いやちょっと待って…ここにいる人達全員見覚えしかない…けど…名前が…姉さんと奏以外思い出せない……」
「……僕は思い切って書くことにした…そして…その返信は……」
「……こうだった…この時…僕は…姉さんや…他の皆んなからの……殺気を…感じ取ってしまった……」
「……なんでだろう…殺気を感じ取った所で目が覚めた…あれは…夢…だったらしい…でも…あの夢には違和感があった……そこには…自分にとって懐かしの…ぬくもり…?があった……そして…しばらくあたりを見回していると…」
「…姉さんが声をかけて来てくれた…」
『…れいは忘れてるだけで…これは夢では無く…現実…私にツノが生えてるのは…全て現実……それを…れいは夢だと思ってるだけ…』
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。