第8話

 ロ ウ ワ ー
222
2022/06/03 08:34












「今更すぎなんだけど…この作品…もしかして誰か宣伝とかしてたりする…?してるんだったらコメントで教えてほしいな……」

『…れい…何やってるの…?』

「あ、ううん…何もやってないよ……」













朝比奈れい
………





「とりあえずセカイに帰ってきたのはいいんだけど……」








朝比奈れい
……ここ…本当にセカイなのかな…?






「…なんで…雪原地帯に…?」















朝比奈まふゆ
……れい…こんな所で何やってるの…?
朝比奈れい
…あ…姉さん……ここって…セカイ…だよね…?
朝比奈まふゆ
…セカイだよ…?…とにかく…そんな格好じゃ凍える…だから…ついてきて……







「…あれ…?よく見てみると…姉さん…なんかツノが生えてるような…気のせいかな…?」









朝比奈まふゆ
………?…どうしたの…?
朝比奈れい
…あいや…なんでもない……








『…れいが何かを隠してるのはわかる…けど…問い詰めないはしない……問い詰めるのは可哀想だから……これが…私の親切心…だと思う……』










朝比奈まふゆ
…そう……あ…ここから先は坂道とかあるから…気をつけてね…
朝比奈れい
…うん…わかった……









「…いや……今は気にする必要ないか…どっちみち……姉さんなのには…変わりないからね」










朝比奈まふゆ
……れい…ついたよ…
朝比奈れい
……ここが…
朝比奈まふゆ
…私たちの住処…とでも言っておく…




『…住処といっても…ただの仮の住処…また移動するかもしれない…その時は……れいは置いて行くことにする…弟を…危険に晒すわけにはいかないから……』













暁山瑞希
…あ、まふゆおかえりー。今日の獲物えさは取れた?
朝比奈まふゆ
…取れなかった…けど…
暁山瑞希
けど…?
朝比奈まふゆ
…私の…弟を…見つけた…
暁山瑞希
…そうなんだ〜…え…、弟?
朝比奈まふゆ
うん…出てきて…れい……
朝比奈れい
…うん……





「……なんだろう…獲物えさにされる気が……するなぁ…」








暁山瑞希
あ、本当に弟君だ。
朝比奈れい
………
宵崎奏
……あ、まふゆ…帰ってきてたんだ…それと…お客…さんかな…?いらっしゃい……








「……あ…奏さんだ…でも…僕の事を客人と勘違いしてる…やっぱり…姉さん…僕の存在隠してたんだ………」








朝比奈れい
…あ…お邪魔しますね…奏さん…
宵崎奏
………!?…な…なんで私の名前を…?
朝比奈まふゆ
……それは…私が教えたから…



「…あ、姉さんが弁解してくれた……」


宵崎奏
そ…そうなんだ……
朝比奈まふゆ
…うん……




〈今日…まふゆがつれてきたお客さんは私の名
前を知っていたから驚いた…けどそれはまふゆが教えたからだった。また住処を変える事になりそう……〉 








東雲絵名
…聞いた事ない声がしたけど…誰か来てるの…?




「…あ…また一人顔を出した…やっぱり…ここの人たち…いやちょっと待って…ここにいる人達全員見覚えしかない…けど…名前が…姉さんと奏以外思い出せない……」











朝比奈れい
……ね…姉さん…?
朝比奈まふゆ
……なに…
朝比奈れい
…なんで…姉さん達…ツノが…生えてるの……?






「……僕は思い切って書くことにした…そして…その返信は……」












朝比奈まふゆ
………気づいちゃったんだ…私達に…ツノが…生えているの……





「……こうだった…この時…僕は…姉さんや…他の皆んなからの……殺気を…感じ取ってしまった……」















朝比奈れい
……!?…









「……なんでだろう…殺気を感じ取った所で目が覚めた…あれは…夢…だったらしい…でも…あの夢には違和感があった……そこには…自分にとって懐かしの…ぬくもり…?があった……そして…しばらくあたりを見回していると…」





朝比奈まふゆ
……れい…大丈夫…?





「…姉さんが声をかけて来てくれた…」







朝比奈れい
…あ…うん…大丈夫……
朝比奈まふゆ
…そう…もうすぐ塾の時間だから…行くよ…
朝比奈れい
あ…うん…わかった……








『…れいは忘れてるだけで…これは夢では無く…現実…私にツノが生えてるのは…全て現実……それを…れいは夢だと思ってるだけ…』























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