ニンゲンのタマシイ。
モンスターにとって、ニンゲンのタマシイは
喉から手が出そうなほど望むものであろう。
…
バリアを壊すには、
ニンゲンのタマシイが必要なのだ
さあ、ここで一つ昔話をしよう。
1人のニンゲンが舞い降りた時。
皆は欲望を抱いた。
”コレ”で王がバリアを抜け、
ニンゲンのタマシイをあと6つ手に入れば
全てを解き放つことができる。自由を、希望を、
そして
我らモンスターが日差しに照らされる時を。
全てのモンスターが待ち望んだことだろう。
だが、
結果的には…
王族…いや。
皆、心という無意味な感情が
先に動いてしまったのだ。
その欲望を抑え、反対を押し切ってまで。
モンスター達はニンゲンを
“家族”として幸せに生かした
そんな昔のワタシは、王の言うことは
全く理解出来なかった。
心を知った今でも、
ワタシは理解もしていない。
でも
後悔などしていない。
今があるということ。
そして、
この時が来た。
これで、やっと土台に立てた気分だ
始めよう
報告書22番「ケツイの水晶」
あれからー。
フォロワー2とガスターは、サンズを持ち帰り
ラボへ帰宅し、
サンズをベッドで寝かした。
それから…
-????-
…
もう…何回も繰り返している。
何度も何度も。
ここが何処かも、
何が起こっているのかも、分からない。
ただ、言えることがあるとすれば、
「自分が殺されている」
ということだ。

俺が勝手に
口が動かし喋っている。
なのに、雑音になってその声は聞こえない
そして相手は、ぼやけて姿も見えない、
喋る声すら聞こえない。
そして俺は、
俺すら理解できないめちゃくちゃな技を
何度も何度も繰り出すー。
んで疲れ果ててー。
そして、俺はー。

相手に殺される。
刺されたりする感覚はあるのに。。
他人のように自分を見ている。なんとも不思議だ。
なぜこんなことになっているのか。
全く分からない。
でも、殺されたはずなのに、
俺は、
全身は痛くて、苦しい筈なのに
…何も、、感じていない。

ただ、それと反比例して
無性に、さびしく…なる。
そのあと、なぜか
俺は…へらっと立ち上がる。
そんな気力すら、無い筈なのに
…そのあと、何したと思う?

…ヘラヘラ笑って…喋り出したんだぜ。
何も考えずに、馬鹿な顔…しながらさ。
なんでだ。。、?
なんで喋ってんだよ。笑ってんだよ。
俺にはー。もっともっと、
そんな大事なときぐらい、
考えることがあるだろ?
なあ、なんで、俺の頭の中にー。
博士も、みんなみんな…
いないんだ…?
なんで、お前の頭ん中…
そんなに
ひとり…ぼっちなんだ、、よ。。
そう俺はもがいて、叫んだ。
実態もない、俺の声を。
そしたら、
その時、ヘラヘラしてる俺の顔が、
…一瞬
歪んだ顔をした気がした。
でもなんでだろう。
俺にはその顔は…今までで一番と言うほど
…笑顔に見えた。
-ラボ(サンズの部屋)-
…サンズ、サンズ…、
サンズ!!!

ここはー。
ベッド。。?

息を荒くし、泣きながら震えているサンズ。
それを見たガスターは、手をつなぎ
今にも泣きじゃくりそうな目でサンズを見つめる。
ガスターは、サンズの背中をさする。
さするごとに、呼吸が少しずつ落ち着いていくー。
すると、
スタタタ…
なにやら地鳴りのような音が迫ってくるかと
思ったら、
ガチャン!!!!
ものすごい勢いでドアを開いた。
そこにはー。
フォロワー2は叫んだかとおもうと、
目をまんまるにして
立ち止まる。
フォロワー2も同時に落ち着かせるように、
ガスターは微笑み、静かに呟く。
そういうと、
フォロワー2は我に帰るように冷静に答え、
部屋を後にする。
ガチャン(ドアが閉まる音)
そんな考え事をしているとー。
ぎゅっ
サンズはガスターに抱きつき、
涙をポロポロ流すー。
泣きじゃくるサンズ。
(…酷い夢だったんだろう。)
ガスターは
優しく撫でる。
それから
10分後

サンズは、
フォロワーが作ってくれた
ハーブティーを片手に持ち、
少しずつ口へと運ぶ。
サンズは、安堵した表情を
浮かべる。
それをみたガスター、フォロワー2は、
肩の力が抜けたのか、
バタン…と
床に膝をついた。

大きな笑みを浮かべて
部屋を後にしようとするガスターを
フォロワー2は必死に止める。
そんなこんなでごちゃごちゃ話していると。。
サンズが2人を呼ぶ。
すると真っ先にガスター達はダッシュで
ベッドの真正面へ立つ。
またごちゃごちゃ2人は言っていると、
サンズは、、、

ガスター、フォロワー2
「。。。」


それを、聞いたガスター達は。。。
しばらく黙り込んだ後...

なんともえげつない会話が聞こえてくる。
すると、
ガスターが急にサンズに近づくー。
すると、頬をそっと撫で、
サンズをじっと見つめるー。
。。。。
…
ずっとみてくるガスターに
サンズは流石に嫌気がさして、
ガスターを思いっきり吹き飛ばす。
ボンッッッ
…すると、少し考えるそぶりを見せると、
ガスターはサンズに向かって話しかけた。
すると、
サンズはしばらく黙り込んだ。

。。。

「…ん?」



…
ビリッー。


…
青色に電流のように光る左目ー。
…!!
そうか。
やっぱり。。。
あの唯一の希望はー。
すると、ガスターは途端にニヤけると、
小走りでドアの目の前へ。
そう言いドアノブを捻り、
すぐさま研究室の方へ走り去ってしまった。
そう言って、フォロワー2もガスターの後を急ぐ。
忙しない。
サンズはそう独り言を呟きながら、
ハーブティーをゴクゴク飲み干す。
…


謎の報告書…
謎の侵入者…
んで…
あのスケルトン…
……
-廊下-
早歩きしていたガスターは、
部屋が遠ざかると比例しながら
スピードを戻していく。
ガスターは、鋭い目つきでフォロワーに目線を
送る。
…。
ああ。ごめんね。聞こえてるかい?
ん?違う違う。今見てる君らにだよ。
急に、悪いね。
一つ。君らに聞きたいことがある。
ずっと続いていく未来をー。
描いた過去を…
今。君たちはどう捉える?
ふふっ。難しいかな。
まあいいや。全部見て、全部試して
全部壊すのは、
どうであれ君らなんだから
-サンズ部屋-
ガチャ(ドアが開く音)
ガスターがドアを開け、ひょっこり
顔を出すとー。
サンズは、
真剣な眼差しでこっちを見てくる。
するとー。
しばらくフォロワー2と、感情的になるほど、
重大な話をしていたガスター。
言えるものも言えない空気の中でガスターは
混乱する。
サンズはものすごい怒った顔でガスターを
見つめる。。。
ガスターはサンズに近づき誤解を解こうとする。
すると
ちゅ

ガスターは流石にびっくりして唖然とする。

なんだこの可愛い生き物は…
そう思ってしまうガスター。


やばい。このままじゃ…。
>>>>スピード感がありすぎて誤解されそう<<<<

2人はそう考え、
ガスターは少し離れ…

2人はテンパりながら、
いつものペースに戻していくとー。
サンズは黙り込む。
サンズは、少し俯くと、
呼吸を整えてー。
と、一言呟く。
(ああ。そうか。思い出したかな。)
そういうと、ガスターは
いつもの微笑ましい顔を消した。
沈黙が続く。
…
サンズは、この空気に耐えきれなかったか、
話を切り出す
それを聞いて、
ガスターは、
少し微笑みを浮かべて、
と呟く。
サンズは、少し笑ったガスターを見て、
ほっとした顔をした。
(…バリアを壊す。)
(これさえ成功すれば、全てが叶う。
モンスターにとって、最大なる希望。)
(フォロワー2も昔、教えてくれた記憶がある。)
(んで、その実験の調査でわかったこと。
バリアを壊す唯一の方法…)
(それは…。)
(研究所には、よく動けなくなったモンスターが
患者として運ばれてくることがある。)
(でも処置をしても、助けられなかったモンスターは
チリとなって…消えていく。)
(そのことを踏まえると…)
そう答えると、ガスターはニヤッと笑う。
そう言った瞬間、ガスターは顔を曇らせた。
…。
(ニンゲンが、地底の世界に落ちてきたときの
ことか。)
…
(…博士は、悩むようなモンスターではない。
考えたこと、全て実行に移す。それが博士。)
(でも、出来なかったんだろう。
実験内容が…成功に結べない限り)
(上が、認めない限りー。)
そう思いながら、サンズはガスターを見つめる。
サンズの先走った表情に
ガスターは謎に爆笑している。
一方サンズは、
苦笑いもままなっていなかった。
(…まあ、そうだよな。焦った…
タマシイは7つ必要な上、
そもそも博士が居なければどうしようもない。
というか、もしそうだったら、博士はここにいないか。)
(そうだよな。。。)
そう。
それがー。
ガスターが、そっと謝る。
その声を聞くと、ガスターは、
涙目になっていった。
ぎゅっ
ガスターは、そう言った瞬間、
強く…抱きしめた。
サンズは、一切抵抗しないで
手をそっとガスターの背中に添える
(…あぁ。)
(そうだー。)
(器が成功しなかったとしてもー。)
(処分対象だったとしてもー。)
(なにもかも、失敗したとしてもー。)
(しっかりこの子が…)
(普通に、生きれる…ように…)
(ワタシのー。タマシイを、全てを…)
(かけたー。)
(だから今もー。)

ああー。
だから余計ー。

辛く
なっていく
しばらくすると、サンズはガスターを
少し離し、
と一言。
すると、ガスターは、
少し考えてから答えた。
その言葉に、サンズは疑問が湧いた。
サンズは戸惑っていると…
それを聞いて…サンズは驚きを隠せない。
きょう…だい…?
しばらく考え込んでいると
ガスターが一声かける。
サンズは、目が泳ぎながらも…
と、静かに微笑む。
そう言ってくれたサンズに、
ガスターは嬉しそう。
すると、ガスターはルンルンに歩いて、
何故かドアを開ける。
サンズが不思議そうにガスターを
宥めていると、
そういい、サンズの手をそっと引っ張り、
スタスタ歩いていく。
(…単なる侵入者だったら、
そもそもラボに入れねえって…)
サンズは脳内で叫ぶ。
すると、ガスターは廊下の途中で手を離し、
何故か止まる。

すると、さっきと同じように、
ガスターは、サンズの頬を優しく
撫でたあと、じーっと見つめる。
サンズがキレて、蹴りを入れようとすると…
避けて、
ガスターはニヤッと笑う。
その時、サンズは鳥肌を感じた。
…いつもの笑みじゃない。
…こわい、かお。
そう言い、サンズの頬を離し、
ガスターは何もなかったかのように
先へと、元気そうに歩いていく。

サンズの体にー。
悪寒が走ったー。
…生きた心地がしないぐらいの、
悪寒が。
そして、サンズの目にはー。

ガスターの後ろ姿なのに…それが
博士ではない、”ナニカ”に
見えたのは、
きのせい だろうか
数分後ー。
-地下室-
ガスターは、扉の前に来ると、
勢いよくドアノブを捻り開ける。

ガチャ…
これから、どうなるのだろうか。
どちらにせよ、新しいミライに
進んでいくことには
かわりはない
(いやはや、まさかサンズに嫉妬される日が
くるなんてねえ。)
(…でもバレてなくてよかったよ。)
(もし、バレたら、…)
(サンズは、どうするだろう。)
⇧先ほどの話に戻る
ガスターは、サンズの部屋を後にする
ガチャン
-廊下-
早歩きしていたガスターは、
部屋が遠ざかると比例しながら
スピードを戻していく。
後ろにいるフォロワー2の声に、
ガスターはスッと立ち止まる。
すると、ガスターは、振り返り、
死んだような顔をしながら笑う。
ガスターは、黙り込む。
フォロワー2は、あきれた顔をし、
あぐらをかいた。
そういうと、
ガスターは優しくそう言うと
…苦しそうな顔をしながら話した。
それを聞いたフォロワー2は驚く。
すると、ガスターを目が輝いた気がした。

寂しそうに答えるガスター。

「もうー。」
どんどん言葉を放つ度に詰まっていくガスター。
自然に涙も溢れてしまっている。
それをフォロワーは
堪えるのに必死な顔で見守った。
ガスターはフォロワーの方を振り返ることなく
そう話す。
フォロワーも通じ合っているかのように
誰にも見られる筈もない頷いて無言を貫く。

その辛そうな一言が、
フォロワーの心を引き裂くように刺した。
そして、蝕んだ心が泣き叫ぶ。
痛そうに、痛そうに。苦しそうに。
すると、フォロワーはそっとガスターに近づくと


そっと、抱きしめた。
フォロワー2はそういうと、泣くのを遮るように
笑ってみせる。
まるで、その光景が見えているかのように、
ガスターはひきつりながら、

と虚しく呟く。
バッドエンドなんて
存在しない。
ハッピーエンドなんて
存在しない。
ずっと続いていく未来をー。
描いた過去を…
今。君たちはどう捉えるか。
アンケート
サンズの夢は、叶いましたか。
叶わなかった
9%
叶う筈だった
29%
叶えさせた
29%
コロa¥);@8?!’p
32%
投票数: 99票
この質問は、答えるだけー。
無駄だろう。
だからこそ、あのgameは続いている。
ああ、もう、ホコリに被ってしまっているか…
はは…所詮無様な檻の中。だということか。
もう、開かなくていい。
それで、…いいから。
お し ま い
次回 報告書23番 「きょうだい」
バコン(殴る音)

*え、まだいるの?…こりないねえ
*ワタシが、だれだって?
*それは、もうしっているだろう?
*すべて、こわ*<#れた、*}%{%]*%=€れた。
*そんなひとりの*<%{%{*=$+$だ
*今度は、きmたtのほうだよ
*もうにどと
*ここから#*}%{#+$=*£~{*dからね
*}^<+$=•%{]\
ツー…
*で ん わ が き れ た
*…雑音しか聞こえなかった

























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。