第19話

報告書19番 「犠牲と怒りと絆」
471
2024/08/07 16:37 更新

一時間後…




-ラボ-




ラボでは、最悪な空気に包まれている。



その中…
フォロワー2は、ガスターを椅子に座らせ
怪我を手当する。





フォロワー2
フォロワー2
ガスター
ガスター
…。。
フォロワー2は、
全ての傷を消毒し、
包帯を額に巻きつけた。
フォロワー2
フォロワー2
これでよし。
ガスター
ガスター
流石だよ。本当に。
ガスターは、少し笑って、
フォロワー2を褒める。
フォロワー2
フォロワー2
…。。博士だから、この傷程度なんです。
フォロワー2
フォロワー2
それにー。


フォロワー2
フォロワー2
アイツのこと。
博士はなにかを知っているような
そぶりでしたよね。
ガスター
ガスター
フォロワー2が呟くと、
ガスターは、フォロワー2を見つめ、頷く。
フォロワー2
フォロワー2
…なんなんですか。
ガスター
ガスター










するとガスターは、
何かを話し始める。
ガスター
ガスター
コア。それを完成させるには、
あまりにも規模がでかい上にリスクも大きい。
フォロワー2
フォロワー2
…え?
ガスター
ガスター
そのため…実験には必ず
犠牲者というものは
必然であった。
ガスター
ガスター
…その実験者は、、
「罪人」であったことは…
知っているだろう。
フォロワー2
フォロワー2
…!!
確かに…

昔、博士は、
「色んな実験で普通のモンスターが
実験台にされ、殺されている。」


という噂が広がっていてよく、地底世界で
話題になり、皆から恐れ嫌われていた。
孤児だった俺も、その一人だった。


でも、それは単なる噂。










実験台の対象は、
動かなくなってしまった
植物状態のモンスター達。
(王、家族の承諾あり)

他のモンスターには絶対に博士は
手を出したことはなかった。









ただ、
コアの実験では、違う対象での
犠牲者を出したことがある。




それはー。




「罪人」だ。






つまり…
フォロワー2
フォロワー2
その…罪人の身内とでも言うんですか…
もしかして…
昔の噂を鵜呑みにして
それを勘違いしてるんじゃ。
ガスター
ガスター
…。





バン!!!!




思わずフォロワー2は側にある机を叩く。
フォロワー2
フォロワー2
…。。
ガスター
ガスター
…私を恨んでくれていい。
静かにそういうガスター。


「そうじゃない…」

フォロワー2は、目を閉じながら、
必死に…
怒りを抑えていた。







フォロワー2
フォロワー2
博士を恨めるわけないでしょう。。
…確かに昔の博士は。。
フォロワー2
フォロワー2
“心”なんて、”愛”なんて、
なかったかもしれないですよ。
でも、それでも…!
ガスター
ガスター
フォロワー2
フォロワー2
それに俺はー。
ずっと。。覚えてますから。
あの時のこと…!!
ガスター
ガスター
…?

<コア実験の後日>





フォロワー2は、気晴らしに、
周りを少し散歩していた。
フォロワー2
フォロワー2
…。ん?


すると、




コア(未完成)のすぐ近くに、
見知らぬ墓と…
ガスター
ガスター



手を合わすガスターの姿が…
フォロワー2
フォロワー2
じーっとフォロワー2が見ていると、
ガスターが目を開く。
ガスター
ガスター
なに見ているんだ?
ガスターは、いつものような冷たい言葉で
フォロワー2に話しかけた。
フォロワー2
フォロワー2
フォロワー2
フォロワー2
…なんのつもりで?
すると、ガスターは少し考えるようなそぶりを
見せる。











ガスター
ガスター
…これが表現の仕方だと、
昔、女王に教わった。
ガスター
ガスター
…こんなことして、意味はない。
。。。
ガスター
ガスター
ただ、自ら理解しないよりは、
後悔はしないだろう。
そう言って、ガスターは…


トコトコ…



コアに戻っていった。



フォロワー2
フォロワー2
。。。


フォロワー2
フォロワー2
サンズにも、
一度少し話したことがあったかな。
ガスター
ガスター
…えそうなの
フォロワー2
フォロワー2
はい。
(確か10話、メタい)
フォロワー2
フォロワー2
だから…博士は向き合っていたと思います。
フォロワー2
フォロワー2
それにこれは王の判断もあっての決断。
そしてコアを完成するには致し方ない犠牲。
博士は、研究者としての責務を真っ当したに
変わりはない。
ガスター
ガスター
フォロワー2
フォロワー2
それに、
顔で分かったということは…。
何かしら…調べていたのでしょう。
ガスター
ガスター
。。
ガスターは図星をつかれたのか。

…クスッと笑った。
ガスター
ガスター
…本当、その洞察側を何かに
使ったほうがいい。
フォロワー2
フォロワー2
今、使ってるじゃないですか。






するとフォロワー2は、


スッ



ガスターに何かを差し出す。
ガスター
ガスター
これは…
フォロワー2
フォロワー2
さっき、フォロワー1と2が
地下室をなんとか降りて、
探し出してくれました。
ガスター
ガスター


これはー。




報告書…。
フォロワー2
フォロワー2
不自然に、”あの子”の目の前で
落ちていたようです。それに…。
ガスター
ガスター



ページが塗りつぶされて、
汚い字がマーカーで書いてある。 


そして範囲の報告書の一部も挟まれていた。
ガスター
ガスター
…これでサンズを誘導したと言うことか。
フォロワー2
フォロワー2
…。。
フォロワー2
フォロワー2
…なにかおかしくないですか…。
これ、明らかに…
サンズに範囲を使わせて誘導している。
でも…
フォロワー2
フォロワー2
あの時には、
いや、侵入している時にはー。
もう範囲は歪みで壊れている筈…
ガスター
ガスター
フォロワー2
フォロワー2
サンズは何故、範囲を…。。


そう言い、悩んでいると。。。
そんな中。。。
ガスターは報告書をずっと見つめている。
フォロワー2
フォロワー2
フォロワー2
フォロワー2
どうする気です?
居場所はともかく。
一人で行く気なんでしょう。



ガスター
ガスター
ガスター
ガスター
…これは、何がどうであれ…
私が犯した私の責任。
ガスター
ガスター
それに…。
ガスター
ガスター
これは、…”強さ”じゃない。。
フォロワー2
フォロワー2
ガスターの言葉に、



言葉が詰まりながら、






フォロワー2はガスターを宥める。
フォロワー2
フォロワー2
博士。。
ガスター
ガスター
……。
フォロワー2
フォロワー2
本当に死にますよ。
ガスター
ガスター









その言葉には、何気なくー。





自分自身の虚しさを
表していたー。





すると、ガスターは…









ガスター
ガスター
はあ。
ため息と共に、


報告書を落とす。






バサっ
ガスター
ガスター
君が、一番よく
わかっていたと思っていたのに…
フォロワー2
フォロワー2
ガスター
ガスター
ガスター
ガスター
ワタシを誰だと思っている?
フォロワー2
フォロワー2
…!!
そう言った瞬間、、





ガスターの目が、すこしだけ



輝いた気がした。










そしてそれを見て。。。
フォロワー2の頭の中には、








真っ直ぐに未来を見ていたー。
あの昔の…博士の姿と重なった。






そしてー。


















サンズの、あの”目”とも。。。











ガスター
ガスター
こんなところでくたばっていてはー。
ワタシはそれまでの…父親なのだろう。
…今回は、父親。として。
フォロワー2
フォロワー2
…はかせ。
ガスター
ガスター
説得は…君ならこれでもう十分だろう?


トコトコ…





そう言うと、博士はイスから
立ち上がり、ラボの出口へ向かう。
フォロワー2
フォロワー2



その背中を見て、




フォロワー2はー。
フォロワー2
フォロワー2
…。。
フォロワー2
フォロワー2
そこだけはー。変わりませんね。
ガスター
ガスター
…ん?
ガスターがフォロワー2の方を振り返ると、

逆にフォロワー2は背中を向ける。
フォロワー2
フォロワー2
フォロワー2
フォロワー2
敵を図り間違えないで下さい。
ガスター
ガスター
…?
フォロワー2
フォロワー2
博士は、もう十分に”心”を持っている。
敵に会いにいく時点で。ね。
フォロワー2
フォロワー2
…怒りで自分を見失えば…。
相手の思う壺ですから。


フォロワー2は、そう言うと、



トコトコ…




廊下へ歩いて行ってしまった。






ガスター
ガスター
ガスター
ガスター
机叩いてた君が、
そんなことが言えるのかい…


ガスターはそう苦笑いしながら、



覚悟を決めたように、





ラボの出口を見る。
ガスター
ガスター
…場所。
丁寧に教えてくれたのか。
ガスター
ガスター
奴が報告書の塗りつぶした報告書は…
コアのエリアについて取り扱ったものだ。
ガスター
ガスター
つまり…
ガスター
ガスター










ガスターは、
自分の罪と必死に向き合って、




トコ…







苦しさも、全てを踏みしめて。。









トコトコ…







ゆっくりと歩き始めたー。


-コア-
ガスター
ガスター
コアの入り口の扉が、
ガシャ。。。
と開くと、





そこにはー。
ガスター
ガスター
。。



謎モンスターA
謎モンスターA
真っ暗な廊下。そして



殺意剥き出しの謎のモンスターが構えていた。
おそらく、子分かなにかだろう
ガスター
ガスター
。。。



それにガスターは、




ガスター
ガスター
クスッ


と、


気味が悪く笑って見せた。


それを見て、
モンスターは少し目を変える。


どうやら、動揺しているようだ。
謎モンスターA
謎モンスターA
。。。
ガスター
ガスター
それに気づいたガスターは、

もう一度笑った次の瞬間、






シュ…!!!!!





ガスター
ガスター
ワタシの力に、
どれだけついていかれるのか。。
これは見ものだ。




ガスターは、ものすごいスピードで
謎のモンスターの目の前に。




モンスターは騒然と、後ろに引く。
謎モンスターA
謎モンスターA
…オマエっ
ガスター
ガスター
あれれ。冗談のつもりだったんだが
ガスター
ガスター
それでも怖がると言うことはー。
すると、ガスターは






シュ。。




また姿を消す。
謎モンスターA
謎モンスターA
…!?
モンスターがびっくりし、
警戒していると
ガスター
ガスター
それほど、君は余裕が無いのだろう?
…ワタシと、同じように




ガスターは、謎のモンスターに向い、
ビームを浴びせる。



だが、、、
謎モンスターA
謎モンスターA
しね
真似したのか、後ろから攻撃。




ガスター
ガスター
君は、戦いをわかっていないようだ。。
謎モンスターA
謎モンスターA
…?
すると、謎モンスターが攻撃した隙を狙い、





隙を見計らい



思いっきり蹴りを入れ、
躊躇なく投げ飛ばした。







ガスター
ガスター
謎モンスターA
謎モンスターA
あが。。。。
う。。。あ




近づいて、よく見ると、
謎モンスターは、もうKO寸前。



子分とはいえ。。。


相当弱いようだ。。
ガスター
ガスター
。。。はあ。






思わずため息を出すガスター。
ガスター
ガスター
…フフフ。
ガスター
ガスター
感情というのは…
ガスター
ガスター
本当に、愚かで醜いものだ。




そういうと、ガスターは、
白衣の中から、一枚の写真を取り出す。。。





ガスター
ガスター
でも、
ほんっとうに笑えてくる









ガスター
ガスター
それを全て負ったとしても。。。




「こんなにー。」






ガスター
ガスター
こんなに…
守りたいと思えるのだから。







そう言い、ガスターは、




真っ暗なコアの、奥へと。。。。





…着実に進んでいったー。














愚かな







…たった一つのタマシイを。









守るために。



次回 「義の愛」












せいさくしゃ アンテ
せいさくしゃ アンテ
大変長らくお待たせいたしました。
どもども、せいさくしゃです
サンズ(研究所時代)
サンズ(研究所時代)
まじでお前またせすぎじゃねーか。。?
ガスター
ガスター
本当に最低だよ。。。
復活ー!とか言ってたクセに
随分もう経ってるし
せいさくしゃ アンテ
せいさくしゃ アンテ
気のせいですよ。あははははは…
いやほんとごめんなさい
せいさくしゃ アンテ
せいさくしゃ アンテ
ってことで、今回もお楽しみいただけましたかね。
せいさくしゃ アンテ
せいさくしゃ アンテ
次回は、とうとうラスボスと対面…?
かもしれませんよ。乞うご期待。
せいさくしゃ アンテ
せいさくしゃ アンテ
では、アンケートです

アンケート

フォロワー2にエールを
頑張って!!!
24%
ガスターを助けてあげて!!!!
31%
弱くない!!!!ふぁいと!!!!
45%
投票数: 142票
ガスター
ガスター
なぜフォロワー2なんだ…?
せいさくしゃ アンテ
せいさくしゃ アンテ
さあ、
サンズ(研究所時代)
サンズ(研究所時代)
…嫌な予感がするんだが
せいさくしゃ アンテ
せいさくしゃ アンテ
まあ、まあ、
それより、
いつも本当ありがとうございます。
これからもどんどん上げていきますので
気長にお待ちくださいね。
せいさくしゃ アンテ
せいさくしゃ アンテ
では、また次回
お し ま い

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