-研究室B-
メモが落ちている。
サンズが拾い、文字を読んでみると。
「前回とは遥かに違う」
「今のところ順調…」
と書いてある。なにかの実験なのだろう。
ただ…
まるで別の誰かが足して書いたような汚い字で
「地下へこれば全てわかる」
よくわからないメモだ。
ただ。
なぜだろう。
無性に気になってしまう。
…地下室。
地下室は、
地底の世界の全てに関わる、
大きな研究に関する実験台や資料を置いている。
…その地下室は、特別研究室と同様、
基本”博士”の命令が無ければ立ち入ることは
許されていないエリアだ。
ただ、
…もしかしたら、博士の隠していることと。
…なにか関係があるのではないか。
サンズはそれがよぎり、
深く悩んでしまう。
サンズは、そう言うと、
作業を終わらせて、
地下室へ。
そう。
まだ、サンズは知らなかった。
この先、
あんな最悪なことになるなんて。
-ラボ 一階-
サンズは、
地下室へ行くエレベーターの前に行くと、
何故か立ち尽くす。
サンズは、何故か手の震えが止まらない。
(それでも、何か手がかりになればー。)
重い足取りで、サンズはエレベーターへ。
-エレベーター-
ここのエレベーターは、
とても薄暗く、とても寒い。
サンズは、ボタンを押し、
扉が閉じると…
エラー。
と、エレベーターに謎の画面が表示され…
ズドドドドドド
とてつもないスピードで落ちていっているのがわかる…!!!!
ズドドドドドド…
サンズは、闇の中へ吸い込まれるように、
どんどん落ちていくー。
その頃ー。
-研究室A-
ガスターは、背伸びをしている。
ようやく溜めていた研究や仕事を
終わらせられたようだ。
ガスターの幸せそうな顔に、
フォロワー2は…
と、
いつものような毒舌な言葉も無く、
笑って呟いた。
そう言ってコーヒーを飲むと、
ジジッ
ガスターは、頭を抱える。
フォロワー2が心配して、
ガスターの肩に手を置く。
ガスターは、酷くため息をつく。
すると、
フォロワー2は、ガスターの隣に
ハーブティーを置く。
ガスターは、嬉しそうに微笑む。
フォロワー2は、とてつもなく照れている。
ツンデレ爆発だ。
-地下室-
バコォォォン!!!!
エレベーターと共に…
勢いよく落ちた。
ガタン!!!!
サンズがエレベーターのドアを手で
開けると、
目の前には
…沢山の報告書や、今までの研究書物が
山のようにつんである。
まるで倉庫のよう。
奥にまだ廊下があり、
かなり広いようだ。
サンズは奥の廊下へ。
トコトコ…
すると、何かの物陰から…
な に か の
か げ ?
-地下室 B室-
サンズは、薄暗い中、
あちらこちらを探し回り、
一番最新の資料や
研究報告書があるB室へ辿り着く。
かなり広く、
尋常じゃない書物の多さ。
それでもサンズは山積みになっている
書物を一つ一つ見ていく。
10分後…
無謀に感じてきたサンズは、一旦手を止めた。
独り言を呟いていると、
ふと報告書の間に何か挟んであるのを
見つける。
そのページを開き、取り出してみると…
報告書66番「 範囲」
の一部であるようだ。

これは間違いなく、W.D.ガスターによるもの。
そして
「最近起きたある事例が起こると、
一時的に範囲が使えなくなる」という。
…ある”事例”…???

この紙は、
随分と劣化しているように見える。
よって、報告書はかなり前のもの。
サンズは、
急いでこの報告書の一部に
関連のあるものを探す。

だが、簡単に見つかるはずもなくー。
20分後

サンズはため息をつくが、
一旦戻り、先ほどの報告書の
一部が挟まれてあったページを覗く。
するとー。
ページの内容が塗りつぶされ、
先ほどと同じような汚い字が
マーカーで書いてある。
「地下室、A室、ドア、向かう、
前にB室、ドアの範囲見る」
「ドア=魔法陣がある」
「紙に書く、範囲、ドアに貼る」
「真実を知りたいなら」
と、めちゃくちゃな文章で書いてある
サンズは、ドアに行き、
早速 範囲の数値を頭に浮かばせる
X:532.74/y:-31.36/Z-666.6
(…見えた)
サンズは急いで紙切れに
数値を書く。
サンズは、紙切れと本を持ち、
急いで地下室のA室へー。
-研究室A-
ガスターは、何か思い詰めていたのか、
聞いていなかったようだ。
ガスターは黙る。
…
ガチャン
フォロワー2は、サンズの様子を見に
研究室Bへ。
ガスターは、急いでタブレットのようなもの
を確認する。
すると…
「現在位置が特定できません」
と…表示される
「大きくなっているから…?」
「…そしてこの胸騒ぎとのタイミング。
…ということは、」
「計画通り、完全にこうなると
読んでいたことになる。」
「考えられるのはー。」
相手はー。
「…歪みに対応できる者の可能性」
「いや。。。できるはずもない。」
「あのニンゲンは…もう。」
「…そして、何故このタイミングなのか。」
歪みを理解でき、一瞬でも
”対応ができる者”。
それはこの地底の世界で
あの ニンゲン しかあり得ない。
だが今回は違う点がある。
このぐらい歪みが大きくなれば、
一時的にデータなどが破損しても確かに
事実上おかしくない。
それを上手く利用し、
逆手にしているだけに見える。
理解はしているようだが、
タイミングも考えれば、
相手は“対応できない”者だとも言える。
ならー。
「あのニンゲンが…何かを」
「…」
「”残した”可能性があるとすれば…?」
ガチャ
タタタタタタ…
ガスターは急いで、地下室へ向かったー。
-地下室 A室-
サンズは、A室のドアに、
数値を書いた紙を貼る。
するとー。
バァァァァ(魔法陣が光る音)
…すると勝手にドアが開く。
ガチャ(開く音)
そこにはー。
先ほどとは違う謎の空間が。
中に入ってみるとー。
…
-???????-

それはー。
目にも疑う光景だー。


サンズが…唖然としているとー。
後ろからなにやら影が


-廊下-
タタタタ…
ガスターが猛スピードで走っていると…


ピコン
「緊急事態」
という通知が…。
スタッ、(止まる音)
地下室用エレベーターに着くと、
……エレベーターがない。
。。。。
…何故か使えない。
すると、
バァァァン!!!
地面を抜けたような図太い音が。
(これも読まれていたというのか…!)
ガスターは、急いで外に出る。
タタタタタ…
-外(ホットランド ラボ付近)-
外を見ると…

謎のモンスター?と
気を失っているサンズの姿が。
(…なぜサンズが…!?)
ガスターはすぐに闘おうとする…
が…


かけつけたフォロワー2が必死で叫ぶ。
その理由はー。




シュン(飛ぶ音)
ガスターは取り返す為、
無鉄砲に近づく。
シュッ(弾幕)
ガスターの目の前に、モンスター?は
弾幕をくりだす。
シュン…シュン…
ガスターが避けている間に、
モンスター?は姿を消したー。
そしてそれを見入ってしまった
ガスターの後ろに…

隠れていた弾幕が…!!!
バァァァン
ガスターは、ラボの建物にぶつかった。


返事がないー。
するとー。
ガタッ…ガタッ(瓦礫が崩れる音)

瓦礫の中から、ガスターの声が…


取り返す愛は、
どれほど険しく苦しいものだろう。
“こうどう”と、“たたかう”の違い。
それだけで、
何故これほど難しいのだろう。
苦しさが違うのだろう。
ああ。
それはー。
君らが、一番よくわかっていることか。
お し ま い
次回
報告書19番
「犠牲と怒りと絆」
アンケート
ガスターにエールを!!
負けるな!!!
11%
サンズを取り戻せ!!
25%
なんかすごいビームで勝ててええ
48%
怒りで我を蹴ってくれええええええ
15%
投票数: 178票























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。