「さとみくん、、?」
_莉犬目線_
そろそろネタばらししよーかな。
寂しがってるかな?笑
そんなこと思ってる
この頃の俺を
ぶん殴りてえ。
_______________
いない。
あなたがいない。どこにも。
返事も気配もしない。
え?
俺は慌てて玄関に行った。
靴がない。
コンビニにでも行ったのか?
俺はあなたにLINEした。
焦っていたから言葉も荒くなっていただろう。
すると返事は、、
は?
どーゆー事だよ。
俺があんなに素っ気なくしたからか?
いや、それだけであなたは冷たくなるようなやつじゃない。
俺は急いで外に出た。
頑張って探した。
街の人にも聞いて。
いつもの公園も
いつものカフェも
いつものデパートも
全部探した。
あとは_さとちゃんの家だけ、、。
これでいなかったら、どうしよう。
怖い。怖い。怖いよ。
メンバーも家にいなかった。
俺だけをおいてどこかに行ってしまった
んじゃないか。
怖い。怖いよ、、!!!
真夏なはずなのに寒かった。
汗だくだからだろう。
ピロン_
俺はスマホを覗き込んだ。
るぅちゃん!?
なんだよ、、。
さとみくんの家かよ、、!!
よかった__
でも安心してる場合じゃない。
残りの体力を尽くして、
俺は全力で走った。
息が荒くなってく。
頑張れ俺、、!!
待ってろあなた、、!!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!