第5話

本当は
3,933
2023/01/25 14:17 更新
保健室に着き
レウ
身長はかるので記録用紙持ってきてくださーい
ぺいんと
お願いします!
レウ
はーい
続々と身長をはかり終え
ぺいんと
よしみんなで見せ合うぞ?
トラゾー
クロノアさんも!
クロノア
しにがみ
せーのっ!
3人は勢いよく用紙を見せ合った
このノリよく分からないけどおずおずと見せた
しにがみ
だあぁ!?負けたッ
トラゾー
よっしゃ俺が1番だ!
ぺいんと
クソッ!おれしにがみの次かよ!?
クロノア
うるさ
らっだぁ
お前らうるさい!
それなら休み時間にやれ!
ぺいんと
あ、はーい
らっだぁ
ほら身長終わったなら体重もはかるぞ
騒ぎながら先生のところへ
クロノア
お願いします
らっだぁ
おーって。クロノア、ジャージ脱げ
クロノア
え...
らっだぁ
ジャージの分重くなるから半袖半ズボンにならないとダメだぞ
らっだぁ
脱いでから来い。次ー
少し離れた
全身アザだらけなのに堂々と脱げるわけない
みんなが終わっていく中俺は棒立ちするしか無かった
らっだぁ
クロノア?どうした?
クロノア
えっと...
呆然と立ち尽くす俺を不思議に思い声をかけた
もうらちが明かないと思いジャージを脱いだ
申し訳程度に腕を隠しながら向かった
らっだぁ
ッ...!?
骨のように細い手足に酷いアザ
先生は言葉にならないようでつっかえながら
らっだぁ
それ...どうしたんだよ
クロノア
...転んだんです
らっだぁ
転んでそんなになるか?
クロノア
そうなったんだから仕方ないです
らっだぁ
だとしてもよ...
クロノア
そう言われても...
らっだぁ
...わかった。とりあえず乗って
先生は納得がいかないような顔をして用紙を受け取った
体重計に乗り先生が1度目を丸くした
少し黙った後
らっだぁ
なあ
突然声を出すがすぐに口をつぐみ
らっだぁ
...いや
らっだぁ
昼休み相談室来てくれ
クロノア
え?
らっだぁ
絶対に。いいな?
クロノア
はい...
先生はいつもより強めの口調で言ってきた
その圧に負け頷いた
昼休みになり相談室前まで来た
クロノア
ふぅ
もう話すことはわかっている
アザのことと体重のことだろう
俺はろくに食事をとらせて貰えない。いつも平均値を大幅に下回っている
痩せこけてアザだらけそりゃ虐待と疑われてもおかしくはない
さてどう言い訳をするか。悩みながらドアをノックした
らっだぁ
どうぞー
できるだけ目線を落としながら部屋に入った
先生はソファーに腰掛けている
らっだぁ
座って
机を挟んで対面になってソファーに座った
らっだぁ
呼び出してごめんな
らっだぁ
腕や足にあるアザについて...何があったんだ
クロノア
だから転んだって言ってるじゃないですか
らっだぁ
じゃあ次は体重についてだ
らっだぁ
ご飯はちゃんと食べてるか?
痩せすぎじゃない?
クロノア
太ってると健康に悪いですし
らっだぁ
痩せてても健康にわるいけどな?
栄養失調になるぞ?
クロノア
ちゃんと食べてるので大丈夫です
らっだぁ
親御さんとはどんな感じだ?
クロノア
普通です
らっだぁ
何もされてないか?
クロノア
何も
らっだぁ
喧嘩とかしてるのか?
クロノア
だから何もないって言ってるじゃないですか
だんだん不毛に感じイラついてきた
先生もそれを感じとり宥めるが更に酷くなる
らっだぁ
心配なんだよ...家のことでなにかあるんじゃないかって
クロノア
...結局何が言いたいんですか?
らっだぁ
...
返答にうんざりしてぶっきらぼうに返す俺に先生は黙ってしまった
怒っているのだろうか。呆れているのだろうか
でもそれでいい。助けなんて...どうにもならない
俺はとどめを刺すように
クロノア
正直しつこいです
そう言い放った
いつからか助けを求めるのは諦めた
面倒だ。迷惑だ。そう言ってみんな離れていく
もう辛い思いはしたくない
だから突き放される前に自分で突き放す
希望なんて最初からいらない
それでいい
お互い沈黙の時間が続きだんだん先生に対してキツくあたってしまった罪悪感に襲われてくる
とても気まずい
表情を見ることが出来ない
絶対怒っているだろう
いっその事このまま出ていこうかと考えていると
らっだぁ
クロノア
不意に名前を呼ばれた。何を言われるのだろう
少し身構えた
らっだぁ
ひとりじゃないよ
意外な言葉に目線を上げた
先生は怒らずただ悲しそうな目をしていた
らっだぁ
どんな事でも俺が受け止めてやるから
クロノア
ッ...
グッと唇を噛む。だが涙がポロポロとこぼれ落ちてくる
クロノア
やめてよ...もうほっといてよ
クロノア
迷惑しかかけれない俺を...優しくしないでッ
溜まっていたもの吐き出すように泣きながら言い放った
クロノア
俺なんて...いらない
殺してよッ!?
らっだぁ
...殺すわけないだろ
先生は隣に移動して俺を抱き寄せた
突然のことに呆気をとられている中、先生は続けた
らっだぁ
クロノアを必要としてる人だっているんだよ。俺もそうだ
らっだぁ
必要としてるからほっとけない
クロノア
ッ...うっ
らっだぁ
つらかったよな。助けを求めることも出来なくて...でも今は違う
らっだぁ
俺は何があっても助ける。どんな事があってもな
ずっと抱きしめられたままで先生の心臓の音が聞こえる
そこに優しい声
暖かくて落ち着く
先生の背中に手を回しギュッと服をつかみ
クロノア
先生...助けてッ
今まで言いたかった。我慢していた一言
泣きそうなか細い声で助けを求めた
らっだぁ
よく言ったよ
クロノア
ううっぐずっ
らっだぁ
今はいっぱい泣いていいんだよ
クロノア
ッ...うああああああ!
痛かったッ怖かったッ
らっだぁ
頑張ったな...
子供のようにわんわん泣き昔のことから昨日のことまで話した
先生は隣で相槌を打ちながら聞いてくれた
クロノア
どうしようもなくて...
らっだぁ
だから連絡しろって言ったのに
クロノア
だって...グスッ
らっだぁ
...まあそれはいいとして。今どこが1番痛い?
クロノア
背中が...
らっだぁ
見てもいい?
クロノア
はい
背中を向けて服をめくると大きなアザがある
らっだぁ
これはひどいな...
らっだぁ
これさ、コンちゃんに見せていい?
手当した方がいいと思うんだ
クロノア
やだ...
らっだぁ
やだかぁ...でもこのままだとしばらく痛いよ?
クロノア
慣れてるので...
らっだぁ
慣れてても痛いもんは痛いだろ
保健室行こう?
クロノア
...分かりました
らっだぁ
ありがとな!よし行こう
背中にそっと手を添えられながら保健室へ
ぺいんと
うわあああん
らっだぁ
何事?
コンタミ
あーお話終わった?
しにがみ
クロノアさん!
トラゾー
大丈夫すか!?
3人が駆け寄ってくるぺいんとに関しては抱きついてくる
ぺいんと
心配したんですからね!?
クロノア
ちょ、痛い...
らっだぁ
怪我してるんだからやめなさい
ぺいんと
あ、そうだった...ごめんなさい
コンタミ
腕と足だっけ?
3人からいろいろ聞いたよ
らっだぁ
そうか、あと背中がひどい
コンタミ
じゃあこっちでやろうか
カーテンで区切られた所へ手当道具を持っていった
コンタミ
おいでー
らっだぁ先生は3人と話している
クロノア
(先生と行きたい)
先生の服を引っ張り着いて来いとアピールした
らっだぁ
おお。どうした?
クロノア
...。
無言の圧で引っ張り続ける
だが服の生地が伸びるだけでビクともしない
腕を掴み子供のように引っ張った
クロノア
来て((ボソ
らっだぁ
‪はいはい‪w‪
コンタミ
すっかり懐いちゃったね
ぺいんと
かわいい...
カーテンを閉め
コンタミ
じゃあ上は全部脱いじゃおう
半裸になり少し恥ずかしい
コンタミ
これは痛いねぇ...
何でそうなったのかは知ってるの?
らっだぁ
さっき全部聞いた。まあ予想通りだった
コンタミ
そっか...
話しながらペタッと湿布を貼られた
だが突然の事で驚き体が跳ねた
クロノア
ッ...
コンタミ
あ、ごめんね!びっくりしたね💦
背中を触られフラッシュバックしかける
小刻みに震え出し涙が滲む
先生はそれに気づき手を握ってくれた
らっだぁ
大丈夫
コンタミ
もう1枚貼るよー
らっだぁ
そういやマスクしてるけど体調悪いのか?
クロノア
いや...腫れてるから隠してて
コンタミ
ちょっと見るよ
らっだぁ
こっちも腫れてるな
ぺいんと
ほっぺた痛そう...
クロノア
!?
らっだぁ
お前ら覗きするなよ...
カーテン越しから3人が顔をのぞかせている
半裸を見られ手で隠す俺に制服をかけてくれた
いそいそと制服に着替える
しにがみ
女の子みたい
トラゾー
可愛いー
コンタミ
よし。顔も冷やそうか
らっだぁ
それ終わったらまた相談室いくか
ぺいんと
俺も行きたーい
らっだぁ
ダメだよー
手当が終わり先生は少しコンちゃんと話があるそうで俺だけ先に相談室へ戻った
わーい眠い
あとがきまともに書けない
続く

プリ小説オーディオドラマ