保健室に着き
続々と身長をはかり終え
3人は勢いよく用紙を見せ合った
このノリよく分からないけどおずおずと見せた
騒ぎながら先生のところへ
少し離れた
全身アザだらけなのに堂々と脱げるわけない
みんなが終わっていく中俺は棒立ちするしか無かった
呆然と立ち尽くす俺を不思議に思い声をかけた
もうらちが明かないと思いジャージを脱いだ
申し訳程度に腕を隠しながら向かった
骨のように細い手足に酷いアザ
先生は言葉にならないようでつっかえながら
先生は納得がいかないような顔をして用紙を受け取った
体重計に乗り先生が1度目を丸くした
少し黙った後
突然声を出すがすぐに口をつぐみ
先生はいつもより強めの口調で言ってきた
その圧に負け頷いた
昼休みになり相談室前まで来た
もう話すことはわかっている
アザのことと体重のことだろう
俺はろくに食事をとらせて貰えない。いつも平均値を大幅に下回っている
痩せこけてアザだらけそりゃ虐待と疑われてもおかしくはない
さてどう言い訳をするか。悩みながらドアをノックした
できるだけ目線を落としながら部屋に入った
先生はソファーに腰掛けている
机を挟んで対面になってソファーに座った
だんだん不毛に感じイラついてきた
先生もそれを感じとり宥めるが更に酷くなる
返答にうんざりしてぶっきらぼうに返す俺に先生は黙ってしまった
怒っているのだろうか。呆れているのだろうか
でもそれでいい。助けなんて...どうにもならない
俺はとどめを刺すように
そう言い放った
いつからか助けを求めるのは諦めた
面倒だ。迷惑だ。そう言ってみんな離れていく
もう辛い思いはしたくない
だから突き放される前に自分で突き放す
希望なんて最初からいらない
それでいい
お互い沈黙の時間が続きだんだん先生に対してキツくあたってしまった罪悪感に襲われてくる
とても気まずい
表情を見ることが出来ない
絶対怒っているだろう
いっその事このまま出ていこうかと考えていると
不意に名前を呼ばれた。何を言われるのだろう
少し身構えた
意外な言葉に目線を上げた
先生は怒らずただ悲しそうな目をしていた
グッと唇を噛む。だが涙がポロポロとこぼれ落ちてくる
溜まっていたもの吐き出すように泣きながら言い放った
先生は隣に移動して俺を抱き寄せた
突然のことに呆気をとられている中、先生は続けた
ずっと抱きしめられたままで先生の心臓の音が聞こえる
そこに優しい声
暖かくて落ち着く
先生の背中に手を回しギュッと服をつかみ
今まで言いたかった。我慢していた一言
泣きそうなか細い声で助けを求めた
子供のようにわんわん泣き昔のことから昨日のことまで話した
先生は隣で相槌を打ちながら聞いてくれた
背中を向けて服をめくると大きなアザがある
背中にそっと手を添えられながら保健室へ
3人が駆け寄ってくるぺいんとに関しては抱きついてくる
カーテンで区切られた所へ手当道具を持っていった
らっだぁ先生は3人と話している
先生の服を引っ張り着いて来いとアピールした
無言の圧で引っ張り続ける
だが服の生地が伸びるだけでビクともしない
腕を掴み子供のように引っ張った
カーテンを閉め
半裸になり少し恥ずかしい
話しながらペタッと湿布を貼られた
だが突然の事で驚き体が跳ねた
背中を触られフラッシュバックしかける
小刻みに震え出し涙が滲む
先生はそれに気づき手を握ってくれた
カーテン越しから3人が顔をのぞかせている
半裸を見られ手で隠す俺に制服をかけてくれた
いそいそと制服に着替える
手当が終わり先生は少しコンちゃんと話があるそうで俺だけ先に相談室へ戻った
わーい眠い
あとがきまともに書けない
続く













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。